千葉市動物公園で好きな場所、「家畜の原種ゾーン」に寄った。
まあいつものことだが、ここにはあまりお客さんがいない。
とても静かなゾーンで、落ち着いた気分に浸る事ができるのだ。
そこには、比較的おとなしめのイメージをもつ動物たちが暮らしている。
曇り空が広がっていたことも影響してか、ムフロンたちは落ち着いていた。
いつものように、望遠で大きく狙うわけではない。
カメラを首からぶらさげて、なんとなく立ち止まって眺めてみる。
オスが数頭いたものの、特に何のリアクションもなく時だけが流れていた。
ふと、岩場から角が見える。
寝ていたのだろうか、1頭がゆっくりと頭をもたげて顔を見せた。
すると、なんということだろう、半目を開けてこちらを見て・・・。
笑った。
これは、どう見てもカメラ目線だ。
ムフロンに笑われたのは、たぶん初めてのことである。
いったい何が可笑しかったのだろう。
色々考えたけど解らなかった。永遠の謎だ。
(OM-D E-M1/MZD40-150mmf2.8+MC-14)