どこのカメラ店でも予約が複数入っていたと思うが、メーカーの大きな
キャンペーン効果もあり、初日からにぎわいを見せていた。こうした
新しいカメラを発売当日に買う、というのは全く経験がないのだが、
お客様は皆さん一様に楽しそうである。新しい製品に触れ、良くなった
箇所をいち早く実感できるし、撮る写真のクオリティもきっと高まる。
そういう期待が表れているようで、ついついこちらも笑顔になるのだ。
発売当日どころか、新品でカメラを買ったこともたった1度しかない。
それは、かつて働いていた大船のカメラ店で購入したEOS30Dである。
このカメラは伝説的な活躍をしてくれた。とにかく素晴らしかった。
雨に何度も打たれたが壊れない。出てくる写真はとても好みである。
今でも、昔の写真を見て素直にいいと思えるのはたいていが30Dでの
作品だったりする。最近のはどうも好みに合っていないように感じる。
新品で購入したカメラだし、やはり知らずに愛着が湧いたのだろうか。
新しい袋に入ったカメラを見つめながら、ちょっとだけ欲しくなった。
年末に・・・いやいや、そういう誘惑に負けないようにしなくては。