種類のフクロウも飼育されているので、なかなか興味深い場所なのである。
前回の撮影では、ほぼすべての種類を撮影することができた。だが、どうも
心残りだったのはトラフズクであった。その名の通りで、羽の模様がトラに
見えるというのが特徴である。もともとトラ好きなので、見逃せなかった。
しかし、である。
寒い時期に出掛けたからか、雨だったからか、ケージのガラスが曇った。
これの影響で、ソフトフォーカスのかかったような写真しか撮れなかった。
ひとまずここに写真を載せたのだが、とうてい納得できるレベルではない。
そんなわけで、絶対にトラフズクを撮る、それまでは帰らないつもりだった。
ところが、そんな気合をからかっているかのように、トラフズクは後ろ向き。
到着してすぐに向かったのだが、手も足も出ないとはまさにこのことだった。
そこで、なんとかチャンスをモノにできないかと何度も足を運んでみた。
時々通るスタッフさん達には、まず間違いなく怪しい客と映ったことだろう。
そして、時々顔をこちらに振ることも何度かあった。しかし、ダメだった。
いくつか撮影したカットはあるのだが、到底満足していないのである。
トラフズクには全くそんな意識はなかったはずだが、どうにも遊ばれている、
そんなように感じることもしばしばであった。結局、今回もアウトだった。
結果、また富士花鳥園に行かなければ。こうしてイタチごっこは続くのだ。
(OM-D E-M5/NewFD400mmf2.8L)