かなり大きい。いったい何事だろうと思ったが、食事をするので商店街の
いつもの中華料理店に行こうと歩いていた。すると、目の前の道は大混雑。
歩く場所がないくらいに、大勢の人が埋まっていたのである。
すると、太鼓の音がどんどんと近付いてきた。とても賑やかだ。
どうやらサンバカーニバルが開催されているようだった。踊っている集団が
道の真ん中を進んでいて、その後ろから通行人がゾロゾロ歩いているのだ。
周囲の見物人も盛り上がっていて、とてもいい雰囲気だった。
縁日も開催されており、金魚すくいや食べ物などの出店もたくさん。
食事をしようと思っていた中華料理店は休みで、露店で餃子を売っていた。
しかし、隣のおそば屋さんが営業していたので、そちらで食べる事にした。
店内で話を伺って、今日が夏祭りの日だと思い出した。去年初めて呼んだ
サンバカーニバルがとても好評だったので、今年も開催になったそうだ。
おそらく昨年は帰ってきたのが遅かったのだろう、全く知らなかった。
いつも思うのだが、地元の街はいつもは静かなところなのだ。
ところが、こうした催しが多く、そういう時はいったいどこにこれだけの
人が済んでいるのかと思うほど、たくさんの人で大いに賑わうのである。
しかも、元気な子供たちが多いのだ。今日もそうだった。
楽しそうにしていたり、走り回っていたり。そういう風景を眺めていると
なぜかとても懐かしい思いに駆られる。そして、ここがとても良い街だと
つくづく感じるのである。さっきカーニバルが終わった。
部屋からでも音だけは大きく聞こえて来る。凄い盛り上がりだった。