余裕があったので展示ブースを覗いてみることにした。さすがにメイン会場と
いうだけのことはあり、たいへんな熱気と人の数だった。まずは仕事関連から
寄ると決めていた用品メーカーのところへ。雑談とちょっと真面目な話をして
伺ったところ、どうやら去年より来場者は少ないのではないか、ということ。
入場を待つ行列がなかったそうである。それでも、けっこうな賑わいだった。
各ブースをひととおり眺めて思ったのは、どこのメーカーでも、イベントなど
撮影に関するセミナーを開催している、ということだった。ニコンはいくつか
そういうスペースを設けていて、様々な撮影ジャンルについてのレクチャーや
機種についての勉強をするものなど、活発に行っていた印象だ。キヤノンは、
EOS学園の即興コーナーを作っていて、講師がテーマに沿って講義していた。
こうしたセミナー形式のイベントでは、年配の男性が前のほうの席に座って、
熱心に耳を傾けていたのが印象に残っている。これに対して、新製品を使った
撮影体験会を行っていたのがオリンパスやルミックス。こちらのほうでは若い
ユーザーがカメラを向けていた。でも、モデルさんがあまり慣れていなかった
ように思う。モーターショーなどを見慣れているからだと思うが、表情がやや
硬かったように感じた。ずっと笑っていなければならないので、たいへんだ。
時間がなくてこの日は体験できなかったが、ペンタックスはK-3を手に取り
操作の詳しい手ほどきを受けるセミナーを開催していた。これは興味のある、
なしとは別に楽しめそうだった。ゆっくり回れたら、いくつか聞いてみたいと
思っていたのだが、15日が中止になってしまい実現できなかったのは残念だ。
出品されていたカメラではフジのX-T1が大きな人気を集めていた。ガラスの
ケースに入っているわけではなく実際に触れるのだが、30分待ちであった。
個人的に興味があったのはタムロン150-600mmである。キヤノン用だけが
発売されているのだが、人気があり欠品している。店には展示品もないので、
どんなものか見たかった。少し操作した感じでは、ズームのトルク感が増して
しっかりした操作性になったように思う。ただ、まだ生産が追いついておらず
2、3か月ほどかかってしまうということだった。これはもったいない気が。
時間はあっという間に過ぎてしまった。会場で昔の仲間2人と会い 、話をして
回っていたら閉館になってしまった。来年はじっくり時間を取り、来てみよう。
AB− (OM-D E-M5/FD500mmf4.5L)