寒さも意外なほど感じませんでした。それでも、天気予報は曇りです。
1時間ほどバスに揺られ、到着したのは雨晴海岸。下見の時には雨風で
全く何も見えませんでした。まだ周囲は真っ暗で、女岩がシルエットに
浮かぶくらいでしたが、だんだんと明るくなるにつれ、厚い雲の合間に
立山連峰がうっすらと姿を現しました。お客様も熱心に撮影されていて
シャッターの音が響いていました。確かに雲は多かったけれど、下見の
時と比べたら雲泥の差です。聞くところによると、快晴で見られるのは
よほど運が良いそうです。それを考慮に入れれば上出来だと思います。
撮影後はホテルに戻り、朝食。そしてチェックアウト。
再びバスに乗って、最後の撮影地となった白川郷に向かったのです。
白川郷では残り柿がテーマだったのですが、12日頃から大雪が降り、
条件が気になるところでした。15日の段階では見られたという話も
あったのですが、それから1週間が経過していたため、厳しいのではと
予想していました。ところが、蓋を開けたらそんな心配は無用でした。
残り柿はちゃんと見る事もでき、雪を纏っていて被写体度がアップ。
皆さんに、とても喜んでもらえました。滞在時間がそれほど長くは
なかったものの、短いと感じないほど充実した撮り歩きになりました。
こうして行程は無事終了。天候にも恵まれて、内容のあるツアーでした。
今回で2013年の担当はすべて終了です。かつては雨男のレッテルを
貼られたこともありましたが、今年はそれをほぼ払拭できたようです。
そして、とにかく本番に強かった(笑) 6月の棚田、9月の大田子海岸など
良い条件のなかで撮影することができました。来年はどんなコースを担当
させてもらえるのでしょうか。楽しく撮影ができるよう、頑張りたいです。