どうしたヤマダ

数年前は家電業界のガリバーと呼ばれていた大きな存在、ヤマダ電機。
ところが、ここ最近はどうやらその牙城が崩されつつあるという。
ネット販売に押され、価格競争の先頭にいたはずが追われる身の厳しさに
直面したということだろうか。販売価格の決定を店独自に任せていたら、
かなりマズい領域まで値引きしてしまっていた、という話も出ている。

いまの店の前、大船ルミネウィングの中にあったカメラ店で働いていた。
ここはすぐ近くにヤマダができてから、様相が一変したと聞いている。
入社した頃はもうその攻撃を受けていた。ヤマダで買って、使い方を
ウチの店に聞きに来る、というお客さんがとにかく多かったのだ。
店にはカメラを売るのが得意だという社員がいた。実際上手だった。
しかし、価格はヤマダのほうが安い。そこで、熱心に説明をしたはずの
お客さんが数日後にそのカメラを持って来た。なんてことが起きた。
当然、とても悔しかっただろう。ヤマダで買ったお客さんに対して
説明をするなら、有料にすべきではないかという意見もあったほどだ。
しかし、所詮はテナントだ。そんなことをしてルミネにクレームが入ると
元も子もなくなってしまうのである。忸怩たる思いだった。
数年後に結局倒産するわけだが、近隣の写真店に挨拶に出向いたら、
「そもそも電機屋でカメラを売るようになってダメになったんだ」と
仰っていた。そこの店では、ヤマダで買った商品のアフターは一切面倒を
見ないと言っていた。むしろそれが正しかったのではないかと思っている。

ヤマダ凋落のニュースはなんとも複雑な心境だ。今後どうなるのだろう。
by keiji_takayama | 2013-12-03 23:40

いつもは中古カメラ店でカメラやレンズを売ってます。休日になると、望遠レンズを担いで各地の動物園や闘牛場で撮影活動。動物たちの表情を追い続け16年が経過しました。旅行会社で撮影ツアー講師を務めています。


by keiji_takayama