スマートフォンのカメラ機能が良いために、コンパクトタイプのデジカメ、
いわゆる「コンデジ」が苦戦を強いられているという。要は売れないのだ。
スマホのカメラはほとんど使ったことがないが、撮って驚いたことがある。
いちいち手間がかかるのは確かに難点ではあるが、メモ代わりに使う場合は
とても重宝すると思う。様々なアプリで楽しめるのも強みの1つであろう。
18日に新製品発表会が行われた富士フィルム。小型デジカメでのシェアは
10%弱という 。機種は約20あるが 、2013年度中にこれを半分に絞り、
14年度には低価格品の開発も終了する予定だ。これだけでなくて、ほかに
パナソニックやオリンパスも、コンデジに見切りをつける。ミラーレスでは
各社揃って力を入れるカテゴリーになっているが、コンデジの不振はまさに
その煽りをくらったと言っても過言ではないだろう。ただ、シェアの頂点を
争っているキヤノンとニコンは、現在のようなフルラインナップは崩さない
という方針のようだ。「コンデジは、新興国市場の開拓などに欠かせない」
というのがその理由である。つまり、どちらかが止めると言い出さない限り
ちょっと苦しくても販売・生産は続けられるだろう。もはや意地レベルだ。
店にいても、コンデジについて聞かれる機会は減ってきた。ソニーRX1など
一部の高級機はまだ根強く人気があるのだが、普及機となるとさっぱりで、
盛り上がりに欠けていると感じることが増えた。これは中古も同様であり、
なかなか厳しいものがある。何かのきっかけで、見直されることはあるか ?
AB+ (30D/EF600mmf4L)