コキンメおばさん

コキンメフクロウである。
もう記憶が定かではないのだが、かつては多摩動物公園でも飼育されていた。
しかもなんと、ユキヒョウ舎の隣にある小さなスペースで見かけたと思う。
すぐ近くをでっかい猛獣が闊歩しているわけで、やや違和感があった。
まぁこんな話はともかく。このコキンメフクロウは掛川でも撮っている。
そのときは、体は小さいけど、なかなか凛々しい表情をしていると感じた。
小さくてもやっぱり猛禽はすごい、そんなことを思ったのだった。

ところが、なのである。富士のコキンメフクロウは、そのようなイメージを
大きく覆すに十分すぎる容姿をしていたのだ。これはどう見てもキュート。
実際はどうだか解らないのだが、ルックスは間違いなく「女子」なのだ。
しかも、目元パッチリである。もう全身から女子オーラが噴出していた。
がしかし。この髪型なのだ。これは・・・一昔前のおばさんパーマである。
漫画で描かれていたオバサン像。それがそのまま、この頭なのだった。

つまり。「ルックスは若いけど実はおばさん」ということになってしまう。
なんとかそういう雰囲気を抜いて撮影したいと思っていたのだが、いったん
固定されてしまったイメージというものは、そう簡単には出ていってくれない。
結局そのまま可笑しくなってしまい、そんな印象を残したまま撮ってみた。

撮影時もちょこちょこ動いたりせず、いい顔を見せてくれていた。
それにもかかわらず、ちょっと失礼な見立てをしてしまったのだ。

ただ、フォトジェニック部門では文句なし、富士のナンバー1であろう。
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AB (7D/NewFD400mmf2.8L+ケンコーEXT36mm)
by keiji_takayama | 2013-09-10 10:33 | 富士花鳥園

いつもは中古カメラ店でカメラやレンズを売ってます。休日になると、望遠レンズを担いで各地の動物園や闘牛場で撮影活動。動物たちの表情を追い続け16年が経過しました。旅行会社で撮影ツアー講師を務めています。


by keiji_takayama