変わる記念写真

遊園地などに遊びに行き、アトラクションに乗る。
クライマックスの地点で、いきなり閃光が煌めき驚くことがあった。
終了して出口に向かう途中で、モニターに画像が映し出されている。
そこで、さっきの閃光がストロボで、記念写真を撮られたのだと気付く。
写真が気に入れば、注文して購入する仕組みになっていた。
これはまあごく一般的な光景であり、特に深く考える事もなかった。
ところが。3年ほど前、ディズニーランドに出掛けた際はちょっと違った。
なんと大半の若者たちは、モニターの画面を携帯で撮っていたのである。
なるほど賢いことを考えるものだと思い、ちょっと感心した記憶があった。

ネットニュースで見たのだが、最近はこれがすっかりスマホなのだという。
そして、あるレジャー施設のスタッフが「これは万引きと同じではないか」
という書き込みをサイトに行ったというのだ。カメラや施設の維持費を考えた
場合には、当然こういう考え方は出て来るだろう。これを認めて浸透したら、
確実に利益は損なわれる。というより、最早そのような状況なのだろう。
といっても、あからさまに注意もできない。その上での問題提起だったのだ。

しかし、この主張に対して、意外だが正論と言わざるを得ない反論があった。
「写真を撮られることは希望しない。勝手に撮って売るとはどういうことだ。」
というものである。これはもう実感している事だが、写真を取り巻く環境は
以前とは大きく異なってきた。その上では、当然といえる理屈だと思う。
今では証明写真やプリクラでさえ、データごと提供するサービスがあるという。
写真を買ってアルバムに貼るのではなく、スマホの中にそのまま保存したい、
早くSNSにアップして友人たちと共有したい、というのが主流なのだろう。

以前は乗ったあとの楽しみだったが、システム自体が岐路に立たされている。
変わる記念写真_b0016600_020882.jpg

AB− (30D/EF600mmf4L)
by keiji_takayama | 2013-08-09 23:51 | 茶臼山動物園

いつもは中古カメラ店でカメラやレンズを売ってます。休日になると、望遠レンズを担いで各地の動物園や闘牛場で撮影活動。動物たちの表情を追い続け16年が経過しました。旅行会社で撮影ツアー講師を務めています。


by keiji_takayama