そしてこの流れはカメラにも届いているようで、店はとても活気がある。
買い取りが何件か重なると、スタッフの動きがある程度拘束される。
このタイミングでお客さんが大勢やって来ると、とたんに大混雑だ。
それに加えて。日曜ともなると大学の写真部と思われる、若いお客さんが
たくさんやってきて好みのカメラを探している。これが傍目に楽しそうだ。
初めて見るであろう、様々な形のカメラたち。多くはデジタルではなく、
フィルムのほうに興味津々である。「かわいい」という声もちらほら。
こういう、みんなでカメラを見に行くなんてことは経験が全くない。
そんなこともあって、とても羨ましく思うのである。カメラ選びを楽しむ、
こういう時間はなかった。こんなとき、もうちょっと遅く生まれて来たら
この中に入れたかもしれない、なんて思うことがある。在庫が少ないと、
ちょっと申し訳ない気分にもなる。初めての1台は、けっこう肝心なのだ。
早番の次の日が遅番、というスケジュールはけっこうありがたい。
休める時間が多いからだ。というわけで、早いけど体を休めよう。
おお、それはいい先輩に巡り会えましたね。デジタルは正直、
いつでも始められます。でもフィルムはきっかけがないと難しい。
そして、フィルムから入ったほうが上達も確実に早いと思います。
言われてみれば、学生の皆さんもフィルム中心に探しています。
そして、不動の人気はニコンなんですよね。次いでオリンパスかな。