テレコン改中間リング-2

まだマウントアダプターがブームになる遥か前にも、こんなことが行われていた。
たった1つ欠点があるとすれば、それは絞りが開放しか使えないという点である。
ただこれも、当時の撮影では絞るなんて邪道だと皆が考えていたので問題はない。
そしていつしか写真そのものから離れ、かなり長い間このアダプターもお蔵入り。
動物園撮影を始めたことにより、ようやく長い眠りから覚めることになるわけだ。

当初は500mmしか使っていなかったので、このアダプターでも不満はなかった。
しかし、400mmf2.8Lを導入してからは、そうもいかなくなった。深度が浅くて
ピント合わせが困難なのである。加えて、どうしても写りが柔らかすぎてしまう。
これを解消するため、絞りを動かせる仕様のアダプターを導入する必要があった。
そんなわけで。最初に書いたレンズ付きアダプターの、レンズ部分をくり抜いた。
これが意外なほど簡単にできるので拍子抜けしたのだが、テレコンを中間リングに
変えてみる。動物園撮影でも、大口径レンズで無限遠を使うことはほとんどない。
それ用には、広角仕様として100-400mmがある。こうして、マスターレンズの
実力をほぼそのまま活かした撮影ができるようになった。開放ではさすがに難しい
という側面もあり、だいたい1段程度は絞り込んでいる。これができるだけでも、
かなり助かるのだ。テレコン改中間リングという感じだが、これでFDレンズにも
活躍の場が広がるであろう。前に書いたが、ピント合わせはMFのほうが楽しい。

300mmf2.8Lは当時からとても人気のあるレンズ。これをデジタルで再び使う、
というのはなかなか感慨深いものがある。今後の撮影でも多いに活躍しそうだ。
テレコン改中間リング-2_b0016600_8432581.jpg

AB− (50D/NewFD300mmf2.8L)
by keiji_takayama | 2013-03-26 08:44 | 掛川花鳥園

いつもは中古カメラ店でカメラやレンズを売ってます。休日になると、望遠レンズを担いで各地の動物園や闘牛場で撮影活動。動物たちの表情を追い続け16年が経過しました。旅行会社で撮影ツアー講師を務めています。


by keiji_takayama