目元くりくりオリックス

背景にある柵が思い切り画面に写り込んでしまうため、素通りすることが多いのが
オリックスのところである。ここにはアフリカハゲコウもいるのだが、脱走騒ぎを
起こして以来、ネットが張られて活動範囲が狭められてしまった。そんな理由から
以前ほどカメラを向けることがなくなったのだ。ところが、久々に出掛けて気分が
新鮮だったからか、今回は違った。なんとかできないかと思ったのである。それは
あまり意味のないものかもしれないが、突破口が見つかれば次に繋がると考えた。

で、まずハゲコウをなんとなく狙う。でも、成果はイマイチであった。2羽が近い
距離にずっといたし、切り取りようがなかったのだ。これは次回に回すとしよう。
次はオリックスだ。長い角と体の一部が、肉眼で見ても重なっているのがわかる。
これは時間がかかりそうだと思ったが、けっこう動いていたので待つことにした。
どうやらカラスが体に止まり、毛を抜いていくようなのだ。体を振ったり揺らして
みたりして、これを防御していた。するとじりじり立ち位置が変わる。こちらが、
立ったり座ったりしてポジションを確認すると、期待できそうな位置を発見した。
思い切り小さくなりその時を狙う。足の痺れが限界に来るまで、一発勝負なのだ。

カラスがいなくなって落ち着いたら、傍らの草を食べ始めた。ようやくチャンス。
この位置なら後ろの柵は入らない。それを確認できただけでも収穫だったと思う。
まだ幼いようで、あどけない表情をしていた。カメラにも気付いてなかったのだが
食べようとしたときに目が合って、「あれっ」という顔を見せた。さすがにこれは
こちらには載せられないけれど、別館に掲載。またいつかじっくり撮ってみよう。
目元くりくりオリックス_b0016600_22395716.jpg

AB (50D/EF600mmf4L)
by keiji_takayama | 2013-01-31 22:40 | 千葉市動物公園 | Comments(0)

いつもは中古カメラ店でカメラやレンズを売ってます。休日になると、望遠レンズを担いで各地の動物園や闘牛場で撮影活動。動物たちの表情を追い続け20年が経過しました。旅行会社で撮影ツアー講師を務めています。


by keiji_takayama
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