オリックスのところである。ここにはアフリカハゲコウもいるのだが、脱走騒ぎを
起こして以来、ネットが張られて活動範囲が狭められてしまった。そんな理由から
以前ほどカメラを向けることがなくなったのだ。ところが、久々に出掛けて気分が
新鮮だったからか、今回は違った。なんとかできないかと思ったのである。それは
あまり意味のないものかもしれないが、突破口が見つかれば次に繋がると考えた。
で、まずハゲコウをなんとなく狙う。でも、成果はイマイチであった。2羽が近い
距離にずっといたし、切り取りようがなかったのだ。これは次回に回すとしよう。
次はオリックスだ。長い角と体の一部が、肉眼で見ても重なっているのがわかる。
これは時間がかかりそうだと思ったが、けっこう動いていたので待つことにした。
どうやらカラスが体に止まり、毛を抜いていくようなのだ。体を振ったり揺らして
みたりして、これを防御していた。するとじりじり立ち位置が変わる。こちらが、
立ったり座ったりしてポジションを確認すると、期待できそうな位置を発見した。
思い切り小さくなりその時を狙う。足の痺れが限界に来るまで、一発勝負なのだ。
カラスがいなくなって落ち着いたら、傍らの草を食べ始めた。ようやくチャンス。
この位置なら後ろの柵は入らない。それを確認できただけでも収穫だったと思う。
まだ幼いようで、あどけない表情をしていた。カメラにも気付いてなかったのだが
食べようとしたときに目が合って、「あれっ」という顔を見せた。さすがにこれは
こちらには載せられないけれど、別館に掲載。またいつかじっくり撮ってみよう。
AB (50D/EF600mmf4L)