この二次災害ともいえる出来事があちこちの道路で起きていた。こんな状況なのに
夏タイヤで走行を試み、挙句の果てには立ち往生。乗り捨てていったドライバーが
かなりの数いたそうである。そんなクルマの写真がネットにアップされていたが、
思いのほか輸入車が多かった。過信なのだろう、これはけっこういい迷惑である。
NHKニュースによると、東京・目黒区の交差点近くに放置された乗用車があって、
これが車線を塞ぐような形になっていたため渋滞を引き起こしていた。その屋根に
3センチほどの雪が残っていて、運転席のダッシュボードの上には「雪で動けなく
なりました」などと書かれた紙が置かれていたという。このケース、駐車違反には
あたらないのだろうか。今では任意保険でも、こうしたピンチに対応してくれる。
あまりに無責任ではないかと感じた。実を言うと、最後に事故を起こしたのは雪の
日だった。クルマと腕を過信したからである 。4WDだから大丈夫だろうと思って
仕事から帰る途中、降りしきる雪でブレーキが効かなくなり、追突してしまった。
このことがあってから、若い頃によくやっていた無謀な運転をしなくなったのだ。
これも後から聞いた話だが、この日JAFに届いた出動要請はたいへんな数であり、
そのうち1000件くらいに対応したそうである。とても頼りになるけど、4時間も
待たないと順番が回ってこない、なんていうケースもあったそうだ。それに加えて
宅配ピザ店は注文がいつもの数倍にも達し、過酷な配達になった。雪でバイクなど
とても使えない。ある程度まで何とか走り、あとは徒歩で配達したという。あまり
大きく報道されはしないと思うが、こうした頑張りもあったのだ。それにしても、
降った雪の量は相当なものだ。駐車場はまだ雪だらけである。これはしばらくの間
クルマには乗れそうもない。次の休みはスコップを持って、雪かきでもしようか。
AB (50D/EF600mmf4L)