一脚忘れた

ズーラシアの帰り。電車に乗ってすぐ、いつもと違うことに気付いた。持っている
はずのものがない。あ、と思う間もなく忘れてきたと我に返る。一脚がなかった。

子供の頃から母に、「荷物を持っているときは、イチ、ニ、サンと数えなさい」と
何度も言われてきた。だからだろう、撮影に行くときにはだいたい点検している。
持ち物はいつも3つ。カメラバッグ、レンズ、一脚だ。それが理由でもないけど、
何かを忘れてきたことはこれまで1度しかなかった。(しかしゼロではない・・・)
2100円で購入した中古のマンフロットである。小型でなかなか持ち運びしやすい。
買った値段以上の仕事をしてくれたので、なくなっても仕方ないかと思っていたが、
行動を考えてみると、忘れたのはほぼ間違いなく、ズーラシアから駅に向かうパスの
中であろうと察しが付いた。で、バス会社の営業所に電話してみた。記憶を頼りに、
バスの便を特定してもらったのだが、そこにはないという回答だった。ただ、他から
出てくる可能性があるということで、連絡先を聞かれた。何かあったら電話します、
と対応してくれたのだが、この時点ではまずアウトだろうと思っていた。ところが、
それから数時間後に連絡が入り、なんと他のバスから見つかったという。記憶なんて
実に曖昧なものだと痛感した。少し遠いが、せっかく見つかったので迎えに行こう。
一脚忘れた_b0016600_2153338.jpg

AB (E-P1/FD500mmf4.5L)
by keiji_takayama | 2012-04-16 21:52 | ズーラシア | Comments(0)

いつもは中古カメラ店でカメラやレンズを売ってます。休日になると、望遠レンズを担いで各地の動物園や闘牛場で撮影活動。動物たちの表情を追い続け20年が経過しました。旅行会社で撮影ツアー講師を務めています。


by keiji_takayama
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