起きたら雨はけっこう強かった。いつもならそれでもう出掛ける気力が失せるが、
なぜか今朝は違っていた。「どれを使おうか」を考えるほうが先だったのである。
雨が降ってしまったので、壊れると修理不能なメイン機材は使えない。となると、
久々にアレを使おうか、ということになった。かつての雨専用カビレンズである。
友人からずっと使ってていいと言われているのだが、カビだらけなので雨の時しか
出番がなかった。それもここ数年は使っておらず、ケースに入れっぱなしの状態。
久しぶりに出してみたら、カビはしっかり確実に進行している。マトモな写真は、
全く期待できなかった。まぁでもそれはそれである。せっかくだし、EOSではなく
E-P1を使ってみることにした。理由は焦点距離を2倍換算にできるし、中心しか
使わないのでカビの影響をまだ受けにくいかもと考えたからだ。加えて、E-P1に
搭載されているアートフィルター「ラフモノクローム」を使えば、コントラストの
低下をそこそこ補えると思った。これは結果的にはほぼ正解だったのだが・・・。
月曜なので、多摩動物公園しか開園していない。いつもより早めに向かったけど、
混雑やら線路内人立ち入りやらで、乗り継ぐ鉄道が悉く遅れていた。入園ゲートも
閑散としている。チケット切りのお姉さんも、ちょっと居眠りしていた。園内は、
当然だがお客さんの姿もほとんどいない。とにかく撮れる動物を片っ端から撮る、
それを目標とした。傘をレンズに挟みながらの撮影。不安定だし、結局は濡れた。
全身びしょ濡れになったので、このまま閉園までいて帰宅ラッシュにぶつかると、
かなり顰蹙を買うことになると感じる。結局、午後2時半頃には退散することに。
それにしても、久々に濡れた。大森山に行った時でも、ここまでひどくなかった。
今年初の大口径撮影。例年とは全く違った形になったが、いよいよこれで始動だ。
AB (E-P1/Ai-sニッコールED 400mmf3.5+TC-14B)
あんまり美しく撮れすぎるのは、現実的ではないので。