日本橋高島屋だった。用品ショーは、科学技術館での開催 。カメラと用品が別々の
場所で開かれていたのである。それがいつしか統合され、今年は横浜で行われる。
モーターショーもそうだが、こうした「お祭り」の直前には新商品の発表がある。
今年は昨年出せなかったモデルも含まれるため、まさにラッシュ状態。各メーカー
自慢の機種が、「高画質」というキーワードを軒並み下げて、登場してくるのだ。
ニコンはD4に加え、D800とD800Eが揃ってお披露目となりそう。インパクトの
ある3630万画素というスペックはさすがといえるものだ。EOS1DXのデビューを
控えるキヤノンからは、コンパクトタイプのG1Xが登場。何だか意味深な名前だ。
レンズでは24-70mmf2.8Lの後継型が発表された。これまた素晴らしい性能だが
個人的にはこれで従来モデルの中古がさらに安くなる、ことのほうが嬉しく思う。
オリンパスはOMのコンセプトを受け継いだというOM-D E-M5を発表。ここまで
意識するのなら、いっそのことマウントも潔くOMにすれば良かったのに、という
ナンセンスな感想を抱いた。5という数字を使ったのは心憎いのだが、スタイルを
見た第一印象はペンタックスMZ-3であった。正直なところ好みではない。残念。
しかし、もっとすごいのはペンタックスK-01である。これを見て最初にイメージ
したのは、かつて日産が出していたNXクーペというクルマだった。ちょっと先取り
し過ぎたのではないかと思う、良い言い方をすれば。というわけで、話題になるが
どうも興味をソソられるものもがない。新製品のリリースが目に入ると、カメラに
対する興味がどんどん薄くなっていくような気がしてならないのだ。なぜだろう。
(kissD X/タムロン18-270mmf3.5-6.3)