そんな位置付けが強くなっている。前回はズイコー250mmf2を使用したわけだが、
今回はEF400mmf2.8Lを使ってみた。前にも書いたが 、400mmという焦点距離は
どうしても中途半端さが否めない。大きい動物園ではテレコンを使うことになるし、
小さな場所ではこのレンズのデカさが邪魔になるからだ。最短撮影距離が4mなので
ずっと中間リングを装着して撮影した。掛川は比較的写真が撮りやすいため、結局は
どんな機材を使っても楽しめてしまうのだけど。それぞれの画角によって立ち位置の
違いはあれど、狙うのは同じ。写真を撮るにあたってモデルの動物と対峙する瞬間、
ここに面白さを感じているし、大きな変化は求めていないのである。それにしても、
この400mmというのはなかなかの曲者だ。中央1点で目にピントを合わせて構図を
作る、という方法で撮ろうとすると、動かした時点でピントが狂う。それだけ深度が
浅いということになるのだが、結局はマニュアルで合わせることのほうが多かった。
カメラは2台持っていき、被写体との距離や露出状況に応じて使い分けた。けっこう
これが面倒で、いつか落とすのではないかとヒヤヒヤであった。帰りは見事に帰宅の
ラッシユと重なってしまい、ちょっと肩身の狭いことに。でも、楽しい撮影だった。
写真はコキンメフクロウ。ただの図鑑的写真だけど、行ったことのある人はこの裏に
けっこうな工夫があることを解ってくれるだろう。それが何か、は書かないけれど。

AB (7D/EF400mmf2.8LⅡ+EF25)

