速写

ズーラシアでは、珍しいサルを数種類見ることができる。ここでしか飼育していない
デュクラングールや、赤ちゃんの毛が金色で知られているフランソワルトンなどだ。
ところが、写真を撮ろうとするとかなり難しい。それはとてもよく動くことに加え、
条件があまりにも悪すぎるからである。檻の色がシルバーなので、曇りの日でさえも
そこそこ光を反射するのだ。暗くなってくる冬場の午後だと少しは良くなるのだが、
今度は露出が上がらない、つまりシャッタースピードが遅くなる。これらがいくつか
重なってしまうと、ポツ写真を量産することになる。そんなわけで、満足する機会が
なかなか少ないのである。ズーラシアでは、いつも閉園近くになると逆行して入口に
向かうことにしている。トラとウンピョウを狙うためだ。その通り道にサル舎があり
いつもチェックはする。だが、撮れるという判断ができずにそのまま通過することが
圧倒的に多かった。でもこの日はちょっと違った。フランソワルトンが絶好の位置に
座っていたのである。これを見つけて立ち止まり、そ〜っとカメラを準備して素早く
撮影したのがこれ。もたもたしていたり、物音を立てたりするとアッという間に姿を
消してしまうので、こうなったら速写である。もう陽が落ちるのがかなり早くなり、
周囲は薄暗くなっていた。でも目だけは爛々と輝いている。檻の反射が残っているし
迫力という点では今一つだが、雰囲気だけは出せたかな。載せるのも久々だと思う。
速写_b0016600_1124464.jpg

AB− (1D MarkⅡN/EF600mmf4L)
by keiji_takayama | 2010-10-08 11:01 | ズーラシア

いつもは中古カメラ店でカメラやレンズを売ってます。休日になると、望遠レンズを担いで各地の動物園や闘牛場で撮影活動。動物たちの表情を追い続け16年が経過しました。旅行会社で撮影ツアー講師を務めています。


by keiji_takayama
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