皮肉な展開

ズーラシアで撮影の予定だった。そう、目的があったのだ。そろそろ尻に火が着く、
そんな状況だったから、一発でキメようと考えていた。ところが、ゲートから入って
スタッフに話を聞きガッカリ。なんと、イベントだか何かが入っていて休みだった。
こうなるともう終了だ。これはさすがに参った。通常の撮影も兼ねようと思ったので
機材はフルセットを持って来た。それが一気に重く感じられたのだ。気を取り直し、
なんとか形にしようと足を踏み入れたが、いつものようになかなかチャンスがない。
そして、ここ最近AFレンズでの撮影が少ないこともあってか 、手応えがないのだ。
現在のメインカメラである1DMarkⅡNは、購入してからこれといったカットをまだ
撮れていない状況だ。クオリティは好きだけど、どうも実力を出せていないと思う。
このカメラを初めて使ったのは3年くらい前になるが、その時の写真は代表的な作品
として人に見せられるものだ。従って、この状況にはとても満足できないのである。

で、結局そのまま園内を歩き、カメラを向けずに眺めたりしていた。いつものように
15時過ぎには入り口付近に戻ってくる。ライオンは奥のほうでひっくり返っていた。
ウンピョウは檻のすぐ手前で寝ていたので撮れず。残すはトラ。こちらは歩いている。
ダメもとでカメラを2台体勢にして、テレコン代わりの30Dを600mmに装着する。
そしてしばらく待っていたら、チャンスは突然やってきた。同居している相手に対し、
警戒の視線を向けて伏せたのだ。先日死の淵から帰ってきたばかりのカメラがメインを
超える働きを見せる。これはちょっと皮肉な展開だった。でも、久々にトラを撮れた。
皮肉な展開_b0016600_2195175.jpg

AB (30D/EF600mmf4L)
by keiji_takayama | 2010-09-30 02:15 | ズーラシア

いつもは中古カメラ店でカメラやレンズを売ってます。休日になると、望遠レンズを担いで各地の動物園や闘牛場で撮影活動。動物たちの表情を追い続け16年が経過しました。旅行会社で撮影ツアー講師を務めています。


by keiji_takayama