ジャンクボディ

ジャンク品が実際に「使える」のかどうか、これは完全に自己判断となる。動作確認
していないのが前提なので、店で手にとってチェックし、そこに何らかの価値を発見
できたら買い得といえる。レンズはたいていクモりかカビ。或いはAFが壊れている。
これらは使えないことはない。AFが壊れていれば、MFで撮ればいいだけのことだ。
そのためか、レンズは人気か高い。店頭に転がしておけば、たいていは売れていく。

一方でやや苦戦気味なのがボディ。こちらのほうは、完全に壊れていることがある。
ジャンクでも程度がいいものというと、ファインダーにちょっとカビが生えている、
またはクモっているもの。レンズと同じで、気にしないと問題なく使えるのである。
ただ、ボディの場合はシャッターがアウトだったり、巻き上げがダメだったりという
ことがある。これは、修理を趣味にしているお客さんにとっては好都合なのだけど、
とにかく安くカメラを買いたいというユーザーには、間違いなくそっぽを向かれる。
しかも、店に並べた時はちゃんと作動していたのに、棚に並べていて死亡するという
ケースがままある。お客さんがチェックした際に、運悪く壊れてしまうのだ。自らの
運命を悟り、静かにその動きを止めるのである。なんともかわいそうな気がするし、
どうにかして引き取ってもらいたいと思うのだけど、なかなかうまくいかないのだ。

かつて憧れていたカメラが数千円で買えるのは魅力的。楽しさをうまく伝えられると
いいのだけど、実際はかなり奥の深い世界。積極的に勧められないのが残念である。
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AB (30D/Ai-s Nikkor ED 600mmf5.6)
by keiji_takayama | 2010-03-04 22:47 | 東山動植物園

いつもは中古カメラ店でカメラやレンズを売ってます。休日になると、望遠レンズを担いで各地の動物園や闘牛場で撮影活動。動物たちの表情を追い続け16年が経過しました。旅行会社で撮影ツアー講師を務めています。


by keiji_takayama