懸案となっている「ニコンのカメラにキヤノンFDレンズを装着して撮影する」である。
もともとは昭和の話になる。ニコンFEにキヤノンFD500ミリで撮影していた頃があり
その際に使っていたマウントアダプターが出てきたことがきっかけだった。もう記憶が
定かではないのだが、遊び半分で当時の知人に作ってもらった。最近、人気の出ている
マウントアダプターだが、仲間内では20年前から当たり前のように使われていたのだ。
いくつか種類が存在したが、このFD→ニコンは仲間内の需要が全くなかった。従って、
おそらく現存しているのは手元にあるこれだけだ。せっかく出てきたので何とかこれを
使えないかと思っていた。昨年会社の先輩から旧FD500mmf4.5Lを借り受けたので、
これでいよいよと期待したら、なんとアダプターがレンズのピンと干渉してしまい×。
そのまま頓挫していた。が、たまたまNewFD500mmf4.5Lが年末に手に入ったので 、
同じく手に入れたD3と組み合わせることができた。で、ようやく使うことができた。
多摩だとさすがにテレコンが必要になるので、この組み合わせはどうやら上野や羽村で
威力を発揮してくれそう。ピントリングを回して撮影するのは楽しく、感慨深かった。
AB (D3/FD500mmf4.5L+エクステンダー1.4×)
ぱっと見でもセンターが少しずれてるんですが(笑
こんにちは、楽しそうですね~。ニコンにキャノンレンズですか~。面白いですね。20年前から使われてたとは驚きです。僕もマニュアルカメラで動物園の写真撮っていますが凄く楽しいですね。
えっ、そうなんですか。これは驚きました。こんなアホ(失礼)な
もの作ったのはほかにいないと思ってましたよ(笑)で、ちょっと
気になったのが「センターがズレている」ということです。実は、
持っているのもそうなんですよ。そのため、撮影するにはちょいと
コツが必要になります。三脚座のロックをはずした状態で、手で
支えて固定させないと画面がズレるんですね。つまり、ある程度
慣れていないとマトモに使いこなせないんです。まさかと思うけど
製造元が同じだったりするかもしれませんね。てことは・・・(笑)
そうですね。当時取り組んでいた撮影ジャンルは、ある意味では
アングラなものでしたが、個々の考え方とか切磋琢磨の度合いは
現在の非ではなかったのだと思います。お世辞など全くなくて、
とにかく絶対這い上がる、ということしか考えてませんでした。
そういう観点から生まれたのがアダプターだったのでしょう。
マニュアルのレンズで撮影する楽しさは、これはもう実際に
経験してみないと解らないですよね。そして、そういう感覚を
失いたくないので、今でも頻繁に使うようにしているのです。