原点回帰

初めて手にした一眼レフは、ペンタックスSVだった。この機種は、日本で初めて
セルフタイマーを内蔵したカメラとして知られている。ただし、露出計は外付け。
つまりファインダーを覗くと、撮影しようとする画面以外何もない。写真を撮る、
ということに対してカメラはアシストをしてくれないのだ。ここが最新式と大きく
異なる点で、ある程度撮影者が考える必要があった。これを使えることになって、
まず参考にしたのがフィルムの箱に書かれていた目安表。これを切り取りボンドで
カメラの裏蓋に貼り付けていた。なので、ここに書かれていた単純な数字こそが、
露出に対する原点なのである。いつしかオート撮影をするようになって、現在では
すべての写真は絞り優先AEで撮っている。当時中学1年生。鉄道を撮っていた。

それから30年近くが経過し、メイン機も同じペンタックスのSPF→LXになった。
1985年の秋にキヤノンユーザーとなりnewF-1を使用、やがてはEOS-1となる。
それから平成の大ブランクに入ったり 、いろんなカメラを使ったり。現在に至る。
SPF以降はカメラにちゃんと(笑)露出計が入るようになって、被写体も変わった。

前置きが長くなったが、最近ひょんなことで露出計の全くないカメラを入手した。
日本製だが、とっくの昔に倒産しているメーカーのものだ。壊れることで有名で、
たまに買い取りで持ち込まれても、大半が何かを抱えている。手元にあるこれも、
そんな一台なのだ。で、コイツで撮ってみようと思った。露出のカンがどのくらい
残っているのか、試してみたくなったから。さすがにポジを使う勇気はないけど。
原点回帰_b0016600_8284569.jpg

AB (1D MarkⅡ/EF600mmf4L+エクステンダー1.4×)
by keiji_takayama | 2009-10-24 08:29 | 多摩動物公園

いつもは中古カメラ店でカメラやレンズを売ってます。休日になると、望遠レンズを担いで各地の動物園や闘牛場で撮影活動。動物たちの表情を追い続け16年が経過しました。旅行会社で撮影ツアー講師を務めています。


by keiji_takayama