甦るカメラ

昭和時代のカメラで驚くことがある。それは、甦ることだ。査定時にも起きるが、
使わないで長期間も放置されているカメラは、ほぼ間違いなく拗ねている。電池を
入れても全く動かない。仕方ないので、それに対応する評価をすることになるが、
査定のためそのまましばらく置いておくと、動き始めることがある。ジャンク品に
なるのが嫌だから、かもしれない。これをうまく買えればラッキーといえるのだ。

若いお客さんが棚を熱心に眺めていた。カメラとレンズを手に取って、悩んでいる
様子である。ジャンク品の説明を行い、動作のテストをすることになった。外観は
かなりキレイなので、ファインダーにカビが生えているかメーター不良だろうな、
などと思っていた。電池を入れて動かそうとしたが、まったくの無反応。とはいえ
シャッターは問題なく全速切れるため、気にしなければ十分使えるレベルだった。

そんなこんなでカメラをカウンターに起いて、お客さんとちょっと話していたら。
メーターが動き出したのである。これにはビックリしたけど、お客さんは喜んだ。
こうして。ジャンクとして出されたカメラとレンズが、第二の人生を出発させた。
甦るカメラ_b0016600_803356.jpg

AB (1D MarkⅡ/FD500mmf4.5L)
by keiji_takayama | 2009-10-19 08:01 | かみね動物園

いつもは中古カメラ店でカメラやレンズを売ってます。休日になると、望遠レンズを担いで各地の動物園や闘牛場で撮影活動。動物たちの表情を追い続け16年が経過しました。旅行会社で撮影ツアー講師を務めています。


by keiji_takayama