五番目に登場した小太郎と同じく、ネーミングライツの牛が出てきます。
牛持ちは山古志観光協会。名前はPHOENIXです。以前は八剣志でした。
この「PHOENIX」、長岡まつり大花火大会で打ち上がる花火が由来です。
全長約2kmという超ワイド型花火。2004年に発生した「新潟県中越大震災」
の復興を祈願し、「何度被害に遭っても、不死鳥のように蘇る」という
メッセージが込められています。新しい名前での初戦。どうなるでしょう。

第九回:PHOENIX(十一歳/長岡)-山王(十三歳/神戸)

両牛の角に注目、というアナウンスがありました。
まずPHOENIXが入場、その角を見た客席から「お〜っ」の声が飛びます。
「すげぇ〜つの〜」という女性の声が聞こえてきました。
まず「グォー」と低く唸り、角で土を掘り、前足で土を蹴り上げました。
そしてぶるぶると首を振ります。「さぁ今日の相手はどこのどいつだ!」

佐野さん「これは昔の近鉄バッファローズそのものですよ」とコメント。
即座に解る人はやや少なめでしたが、「ああ、その通りだ」と感じました。
かつて存在したプロ野球の球団、近鉄バファローズのロゴマークです。
記事を書くにあたってちょっと調べてみたら、まさにPHOENIXの角。
そしてこのデザイン、芸術家の「岡本太郎さん」によるものだそうです。
意外なところで、ちょっと勉強になりました。面白いなぁ。
さて、お次は土を蹴りながらの山王です。こちらも気合が入ってます。
入ってからも、左足、右足でそれぞれ土を跳ね上げました。

ゆっくりと近付いてくる黒牛のPHOENIX。山王も角を合わせます。
まずPHOENIXが一発仕掛けました。
これで山王がちょっと下がり、前足を折り曲げて再び立ちました。
何か考えたのか、それともちょっと痛いところに当たったのか。。。
そしてまた組みます。PHOENIXが下から角を振ります。
山王は頭を下げて、PHOENIXの角をもらわないようにします。
角の当たる音。
山王は瞬間の切り返しを狙いますが、PHOENIXは落ち着いています。
ここで山王が角を外し、やや横向きに下がりました。
これを追うPHOENIX。両牛が離れました。ここで引き分けです。
松田さんの解説によると、離れたのは山王が無理をする気がないため。
引き回しの時には土を跳ねる仕草も見せ、先に引き上げました。

この取組、僅か56秒の攻防でした。何が起きるか、闘牛は解りません。
なんとか50カットほど撮ってはいますが、両牛が向き合っているのは
連写した3カットだけ。とりあえず形にできて、ホッとしました。

※参考:勢子・松田さん(実況&解説) 、FMながおか・佐野さん(進行)。
※動画は山古志闘牛会のYouTubeチャンネルで。登録もお願いします。
9/20 山古志闘牛 PHOENIX-山王_b0016600_00023809.jpeg
右がPHOENIX。こうやって向き合ったのはこの一瞬だけでした。
9/20 山古志闘牛 PHOENIX-山王_b0016600_00042247.jpeg
開始直後、PHOENIXの一発。山王の表情が物語っているようにも。
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一度離れて考える山王。それにしても、両牛の角はとても立派です。
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再びぶつかります。山王の角が太くて、PHOENIXの表情は見えず。
9/20 山古志闘牛 PHOENIX-山王_b0016600_00054409.jpg
いったんはこうして組み合いました。山王も気合の入った様子です。
9/20 山古志闘牛 PHOENIX-山王_b0016600_00061102.jpg
PHOENIXの角、山王の耳元付近にヒットしました。踏ん張る山王。
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山王を追うPHOENIX。左角が体を直撃しています。これは痛そう。
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↑別の場所にヒット。こういうシーン、撮っている時には解りません。
9/20 山古志闘牛 PHOENIX-山王_b0016600_00074861.jpeg
最後は右角を当てました。とても速いです。僅かな時間に数発とは。

(1D X /EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM)

# by keiji_takayama | 2020-10-01 00:08 | 山古志闘牛場

いつもは中古カメラ店でカメラやレンズを売ってます。休日になると、望遠レンズを担いで各地の動物園や闘牛場で撮影活動。動物たちの表情を追い続け16年が経過しました。旅行会社で撮影ツアー講師を務めています。


by keiji_takayama
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