後編です。
単純に写真のデータだけで判断しているのですが、
前半は1分16秒、後編は1分29秒の展開です。
少しだけですが、後編の方が長いですね。
カンッ。
この闘い、文平が考えているように見えます。
角を振ったり、横から仕掛けようとしたり。
これに対して、嬴政。
一つ年上、そして経験も多いでしょう。
厳しい経験を積んでいる分、落ち着いて受けています。
「はいっ!」「よしたぁっ!」
複数の勢子さんが大きな声を出し始めました。
文平は横から横から角を使いたい。
対する嬴政は、縦に縦に使う。
カンッ。
ドンッ。
掛けたい文平ですが、嬴政はそうさせてくれません。
勢子の皆さんの声が響く。
客席がざわざわしています。
そろそろ終わりの合図が出る頃でしょうか。
近くの客席からは「そろそろ終わるぞ」なんて声も。
足音が聞こえ、それが拍手へと流れるように続く。
引き分けです。
双方の綱が伸びます。
客席からは、一段と大きな拍手が。
嬴政、文平の順に引き上げ。
文平の引き回しは、松田さんのご子息が務めます。
ここでまた拍手が大きくなり、盛り上がる客席でした。
総カット:301
実況&解説:松田さん(山古志闘牛会)
↑頭を少し下げた嬴政。角のコントロールが抜群! ↑嬴政、お返し!しかし文平、この体勢で耐えた! ↑気持ちがさらにヒートアップ。再び正面を向く。 ↑双方右角で相手の耳元を攻撃。角が竹刀のよう。 ↑顔を付けて文平を睨み付ける嬴政。挑発してる? ↑足を浮かせる嬴政に、文平の右角が迫り来るぞ。 ↑嬴政の左は文平にとって要注意。狙われている。 ↑それぞれの右角に注目。相手の体に届きました。 ↑文平の横に開く角はカーブも美しい。右が命中。 ↑躍動感のある両牛の前足。角でがっぷり組んだ! ↑今度は近くで睨み合う。嬴政「お前、やるな!」