11月1日の日中は、種苧原で過ごした。
山古志では最も好きな場所の1つである。
種苧原闘牛場、棚田の風景、アルパカ牧場を回った。
これで今年は最後の訪問。
時間はさして長くなかったが、来てよかったと思う。
誰もいないところで、一人きりになるのが好きだ。
注意の看板はなかったが、クマは気になったけど。
しかしこれ、11月の話。
ということは、千秋楽の記事を書く時に困りそうだ。
そんなことを、ふと考えた11月2日。
予報通り、外は雨模様だ。
最後だしキレイにしようと、洗車したのはたまたま。。。
第十一回:新宅(十一歳/梶金)-PHOENIX(九歳/長岡)
いよいよ終い三番になりました。
ここで長岡市副市長がスピーチを行いました。
闘牛、錦鯉、スキー場、手掘りのトンネル。
地域の人々の思い、文化について短く纏められていました。
この対戦。
PHOENIXの牛持ちさんは、「長岡市民クラブ」です。
このクラブ、新宅の牛持ちさんも一員です。
さて、どちらを応援するのでしょう。
さぁ、やってきました!!新宅の登場です。
ファンの皆さんが待ちに待ったシーン。
春先に爪を痛め、治療に時間がかかりました。
今年初めて、闘牛場にやってきました。
様々な思いがあるのか、ずっと低い声で唸っています。
「待たせたな。オレはここにいるぜ。」そんなようにも。
続いてPHOENIXが入りました。
今年は後ろの方で闘うことが増えてきた印象があります。
開始早々、客席から声が上がりました。
まずは新宅が仕掛ける!
角のぶつかる音が小刻みに何度も聞こえてきます。
「うわあぁ〜ぁ〜ぁ〜」
PHOENIXは北海道から導入した牛。
やってきた時は小さかったのですが、大きく成長しました。
ここで駆け引きが。
新宅が故意に横を向きました。
「お前、強いオレに向かってくるのか ? 」威圧をかけます。
勢子の皆さんも声を出します。
PHOENIXが新宅の角を避けるため、横に回ろうとしました。
しかし、新宅はそれに付いていきます。
PHOENIXが入る!新宅が左角を使う!
バキィ!「わぁぁ!」
さらに新宅、下から持ち上げようとする!
PHOENIXが受け止める!
「よしたー」の声が谺のように聞こえてきます。
あれ、赤ちゃんがまた泣いてるぞ。
PHOENIXが左角で掛けて出る!
新宅は足を上手く回して正面を向き、受け止める!
ガンッ。
首、体。双方の見事な捌き合い。
お互い相手の首を取りたい。そのための必死の攻防。
PHOENIX、入るか!新宅、首を預けてうまく受け止める!
小さな女の子が定期的に、大きな声を出しています。
勢子の皆さんの「よしたー」に反応しているようです。
さぁそして、時間いっぱい。
今度は牛対勢子です。走る、大きなガンッという音。
「お〜ぉぉぉぉぉ〜」客席から複数の、同じ声が聞こえます。
そして拍手。女の子も頑張って声援を飛ばしました。
PHOENIXの引き回しは、長岡市議会議長が務めます。
新宅は久々の登場でしたが、さすがの立派な闘いでした。
こちらは親子三代が綱を引いています。
素晴らしい両牛、堂々と場内を回ります。
PHOENIX、新宅の順に引き上げました。
そしてこの取組、撮影枚数がとても多かったです。
なんと400カット。
というわけで、怒濤の4部構成になります。
(②に続く)
↑さぁ今年発の新宅!ファーストコンタクトです!
↑しっかり相手を見ている、右が新宅になります。
↑左に回った新宅。前傾姿勢もとてもカッコイイ!
↑PHOENIX、ビックリ。新宅が宙に浮いてます。
↑角が交錯する。新宅は久々でも、さすが横綱だ。
↑上を目指すPHOENIX。頭を出して向き合った。
↑激しい当たり。耐えるPHOENIX。砂埃が舞う。
↑新宅、低い。鼻を地面に付けつつ向き合います。
↑PHOENIXの体、きれいなカーブ。そして低い。
↑頭でぶつかる。新宅の目元が梅干しのようです。
↑体勢を変えず、どっしり構える新宅。凄い安定。