西陽とハシビロコウ

千葉市動物公園の鳥ゾーンに、西陽が差し込んできた。
この時間を狙っていたわけではないが、たまたま通りかかったので
何か撮れるかなと、まずはハシビロコウのところに寄ってみた。
ここは2つの檻があり、ぐるりと一周回って見ることができる。
手前のほうでは、ハシビロコウの姿を確認できなかった。
寒いし仕方ないか。そう思って、奥側のほうに向かっていった。
視界が少しずつ開けてくる。すると・・・いた。

こういうときの癖なのだが、まず相手の視界に入らないようにする。
いきなり存在を認められると、それでもう状況が変わってしまうから。
まずは存在を消して、その合間に静かに慌ててカメラをセットする。
セットといっても、縮めている一脚を伸ばすだけ。時間はかからない。
これが終わって、ハシビロコウと対峙することになった。

西陽を浴びて座っている。これはとんでもなくカッコ良かった。
しかし、使おうとしているのは1000mmの画角。離れる必要がある。
ちょうどフェンスギリギリのところで、好みの構図を得られた。
ファインダーを覗いて、まずは横位置で撮ってみた。
1コマ撮って、横位置は捨てた。タテでしか絵にならないと判断する。
あとは、嘴の先端をどこで切るか、目をどこの位置に置くかを決める。
嘴をすべて入れると下の芝生が画面に入るから。これは避けたかった。
すぐに決断して、撮影に入る。とてもドラマチックなシーンだった。
静かなのに、目だけがギラギラしてる。そんなイメージである。
途中で何度か首の向きを変えたりしたので、トータル56カット撮影。
けっこうな量になった。こういう時は、連写しないほうがブレない。
すべて1コマ撮りである。お客さんがとても少なかったのが幸いした。

成果があったので、お礼を言ってその場を立ち去った。別の場所に行き、
遠くからハシビロコウを見たら立ち上がっていた。それも素敵だった。
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(OM-D E-M1/NewFD 500mmf4.5L)
# by keiji_takayama | 2017-02-03 07:35 | 千葉市動物公園 | Comments(0)
ズーラシア密着。サブで使っていたE-M5は下記のような結果でした。

アカカワイノシシ(12)
キリン(10)
シマウマ(1)
エランド(5)
チンパンジー(3)
ヤマアラシ(5)
オカピ(1)
カピバラ(2)
セスジキノボリカンガルー(86)
ホッキョクグマ(31)
インドゾウ(19)

セスジキノボリカンガルーがよく動いていました。久しぶりに見たので
いろいろ撮りまくってしまい、突出したコマ数になっています。しかし
こちらにはズームを装着していたので、すべて別館に載せる予定です。
ホッキョクグマはだらだらと、歩いているところでシャッター切った、
そんな感じでした。インドゾウは、もしもストックがなかったとしたら
こっちに載せていたかもしれませんね。写りはこっちの方が良いです。

インパクトの点でこの写真を載せることにしました。古いレンズだし、
逆光、半逆光のシーンでは露骨に性能不足が出ます。草を食べていて、
目をぎゅっと瞑ったところを撮ったのですが、なんとなくニコニコして
いるような気がします。結局、最後までそれを捨てられませんでした。
「おばあちゃんの笑顔」を連想したのです。口元のクシャもポイント。
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(OM-D E-M1/NewFD 500mmf4.5L)
# by keiji_takayama | 2017-02-02 22:24 | ズーラシア | Comments(0)
昨日撮影したズーラシアの写真。いつものように、データの密着を。
E-M1のデータを調べてみたら、このような動物を撮っていました。

エランド(1)
シマウマ(8)
エランド(6)
シマウマ(7)
キリン(1)
エランド(19)
シマウマ(2)
ミーアキャット(7)
クロサイ(1)
モウコノロバ(12)
セスジキノボリカンガルー(17)
カンガルー(8)
フンボルトペンギン(2)
インドゾウ(46)
ケープハイラックス(10)
チーター(35)
ミーアキャット(1)

エランドをどうしても撮りたかった、という気持ちが出ていますね。
とりあえずは載せられたので良かったけど、ちょっと物足りない気も
しますので、また狙いたいです。ちなみに、前回の記事で載せたのは
19コマ撮ったときのものでした。モウコノロバも、なんとかしたいと
考えているのですが、どうしてもうまくいきません。今回も厳しい。
セスジキノボリカンガルーは微妙です。インドゾウは最初、サブ機の
E-M5で撮っていましたが、こちらに変えて撮影。いいシーンだけど
1000mmでは大きすぎました。チーターはガラス超し。無謀だと理解
した上で敢えて撮ってみましたが、予想通りの展開。全ボツでした。

写真はケープハイラックス。下からひょっと出ている枝が残念です。
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(OM-D E-M1/NewFD 500mmf4.5L)
# by keiji_takayama | 2017-02-02 07:34 | ズーラシア | Comments(0)

またまたズーラシア

休日だったので、よこはま動物園ズーラシアに出かけてきました。
駐車場に止めているクルマを見に行ったところ、なんと水玉模様。
これで走るのはさすがに忍びないと、出発前にガソリンスタンドで
洗車してきました。ピカピカになると、気分も良くなるものです。

ズーラシアは、道路の混雑がさほどでもない限り、最も近いです。
洗車するのに時間はかかりましたが、いつものすき家に寄る余裕も
ありまして、11時頃に到着しました 。園内は午後からそこそこの
混雑があったものの、全体的には空いてましたね。今回はいつもと
逆のパターンで回ることにして、最初にサバンナエリアへと向かい
そこから正門方面に歩くコース。戻ってきたのが14時半頃なので
そこから園内バスを使い、再びサバンナゾーンに行ってきました。

機材はオリンパスです。レンズは500mm。けっこうタイミングも
良かったように思っていましたが、結果がイマイチでした。まぁ、
こういうこともあります。ライオンとトラが1コマも撮れなかった
という不運はあったけど、セスジキノボリカンガルーがよく動き、
面白いところを見ることができたので、成果はあったと思います。

E-M1の撮影枚数は183、E-M5は175。サバンナ以外は惨敗かも。

というわけで、写真はエランドを。アップ載せるのは初めてかも。
虫がブンブン飛んでいるので、写らないようにするのはまさに運。
優しい表情を見せてくれます。ほんの少し風を感じられるカット。

データ密着は別の記事で載せます。なかなか興味深い結果でした。
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(OM-D E-M1/NewFD 500mmf4.5L)
# by keiji_takayama | 2017-02-01 22:02 | ズーラシア | Comments(0)

レンズ3本柱

今更な気もするのだが、今年も主力となる3本のレンズについて。
いろいろ使ったが、やはり現在のラインアップが気に入っている。

①キヤノン EF600mm F4L USM
ブログでの表記はこのままだが、実際はISになる前の最終型である。
このレンズはケースや三脚座の形状により、3つに分かれているのだ。
EOSで撮影するときのメイン。1992年に存在を知り、とても驚いた。
以後その衝撃が忘れられず、手に入れることができて嬉しかった。
発売年月 1988年(昭和63年)11月
レンズ構成 8群9枚 最短撮影距離 6m 質量 6,000g
光学系に蛍石1枚、UDレンズ(低分散ガラス)2枚を使用している。
ただし、メーカーサポートはとっくに終了した。壊れたらアウトだ。

②キヤノンNew FD500mm F4.5L
初めてこのレンズを買ったのは昭和60年の秋。カメラ小僧の頃である。
以後 、アイドルを撮る際は欠かせないレンズだった。とにかく好きで、
何度か手放したりまた手に入れたりしている。使っているのは3代目 。
オリンパスで撮るときに、レイコールのアダプターを用いて装着する 。
発売年月 1981年(昭和56年)12月
レンズ構成 6群7枚 最短撮影距離 5m 質量 2,610g
光学系には蛍石およびUDガラスを採用。スリムで軽く、使いやすい。
コントラストが低いとさすがに厳しいが、キマった時の描写は好みだ。

③キヤノン New FD400mmF2.8L
これもオリンパス用。上野など比較的狭い場所での撮影に使っている。
初めて使ったのは昭和60年春、筑波万博だった 。チェッカーズの映画
舞台挨拶で、満を持してこれを使った。しかし、ストロボの光が大きな
フードに当たり、全てアンダーになるという最大の失敗を犯している。
発売年月 1981年(昭和56年)9月
レンズ構成 8群10枚 最短撮影距離 4m 質量5,350g
光学的にはUDガラス2枚を使用。かなりの頭(前玉)でっかちである。

こんな古いレンズを3本も持っていて、しかもそれを主力と言い切る。
かなり珍しいというか、妙な拘りなのだと思う。でも、それが好みだ。
要するに、これで撮りたいから使っているのである。なので、重さなど
気にならない。今年もこの3本で、いろいろ撮れたらいいと思うのだ。
ピントリングを回して手動で合わせる。この楽しさは、捨てられない。
でも実は、「現代のレンズ」として、この3本に続く戦力に加えようと
考えている1本がある。M・ズイコーデジタル300mmF4PROがそれ。
シャープすぎるきらいはあるが、地方に行く際など活躍してくれそう。

写真は先日載せたキラキラターキンのヨコ位置バージョン。前回は舌が
出ているカットを選んだが、今回は歯の出ているもの 。500mm使用。
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(OM-D E-M1/NewFD 500mmf4.5L)
# by keiji_takayama | 2017-02-01 08:17 | 多摩動物公園 | Comments(0)

アカハナグマは2年ぶり

アカハナグマを撮ったのはいつのことだったか。

通りがてらに眺めていたら、とてもいい位置にいたので驚いた。
慌てて、でも慎重に立ち止まる。できるだけ素早く静かにカメラを
セットする必要がある。大きな音を立ててしまうと、ビックリして
せっかくのいい状況が変わってしまうかもしれない。これはたぶん
かなりのビッグチャンス。そうそう撮れる動物ではないからである。

調べてみたら、2014年の終わり頃に載せていた。2年以上前になる。
千葉市動物公園に出かける回数も減り、なかなかタイミングも巡って
こないので、気付くとすぐに年月は経過してしまう。2年といえども
それ以上に感じていた。そんなわけで、そっと近付いてみたのである。

ファインダーを覗くと、なかなかのシチュエーションだった。
横顔ではあるが、なんとか捉えることができそうだ。
しかし、その直後に気付いた。バックが良くない。コンクリートの
出入り口のような扉があり、窪みが写り込む。これを避ける必要が
生じてしまった。さてどうするか。動いている間に変化があったら、
アウトの可能性がある。でも、移動しないと始まらない。仕方ない、
状況よりも拘りを優先させた。そっと動いたので、なんとかセーフ。
こうして、2年振りにアカハナグマの写真を撮ることができた。

そういえば、2年前の時も同じ500mmを使っていた。とても古いし、
鏡胴にはガタが来ている 。マウントアダプターとレンズの接合部分に
とても大きな「遊び」があり、グラグラ回ってしまうのだった。
それに加えて、レンズ本体の付け根のところにもガタがある。
よくこれで写真を撮っていると思うこともあるが、まだまだ頑張れる。

写真から、そういう状態の機材で撮っていることは伝わらないだろう。
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(OM-D E-M1/NewFD 500mmf4.5L)
# by keiji_takayama | 2017-01-31 05:02 | 千葉市動物公園 | Comments(0)

まずゴリラ

千葉市動物公園にクルマで行くと、たいてい西口ゲートから入る。
てくてく坂を上ると、最初に迎えてくれるのはレッサーパンダである。
なんという展開なのだろうか、のっけからここで捕まってしまう。
見られるスベースが複数あるし、それぞれの場所で何かしている。
これを何もせずにスルーするというのは、さすがにできないのだ。

というわけで、やっぱり今回もそうだった。しばらく眺めていて、
風太くんにカメラを向けてみた。しかし、この段階では当たり前だが
ロクに準備もしていないので、成果も出ない。サブカメラはセットも
していなかったので、そのままゴリラのところに向かうことにした。

さすがに寒さを感じる日。天気は悪くなかったけれど、冷えている。
ゴリラはいるかなぁ。と思いつつ覗いてみたら、意外といつも通りの
姿を見せてくれた。陽は差しているけど、それでもちょっと寒そうだ。
痒いのか気になるのか、もみあげあたりの毛を毟って確認していた。
1000mm換算の画角ではかなり大きくなってしまうので、適度に下がり
距離を作ってから構図を決めた。こういう動作は、無意識で顰めっ面に
なることが多い。たぶん、同じ事を日常でやっている。そんなことを
思いながらシャッターを切った。本当なら時間を置いて、再び様子を
見に行きたかったのだけど、その後のドタバタでアウトになった。

千葉に行くと、どうもこういうことが多い。よし、次行ったときには
集中的に狙おう。そんなことを思うのだけど、いざ現場に行くと全く
その通りには進まない。楽しいことが必ず、どこかで起きるのである。

というわけで、次回はどんな表情を見せてくれるのだろう。楽しみだ。
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(OM-D E-M1/NewFD 500mmf4.5L)
# by keiji_takayama | 2017-01-30 07:33 | 千葉市動物公園 | Comments(0)

日頃は都内中古カメラ店でカメラやレンズを売ってます。休日になると、望遠レンズを担いで各地の動物園で撮影活動。動物たちの表情を追い続け13年が経過しました。旅行会社で撮影ツアー講師を務めています。


by keiji_takayama