<   2011年 11月 ( 31 )   > この月の画像一覧

2000mmの男

市川での撮影には500mmを持っていった。もちろんFDレンズである。ところが
もう1人 、旧キヤノンのレンズを持ってきた友人がいた 。70-210mmズームに
2倍テレコンという装備。カメラがルミックスG1なので、135mmに換算すれば
840mmということになる。しばらくはそのまま撮影していたけど、話の流れで、
では500mmに2倍テレコンを装着して撮ったらどうか、ということになった 。

以前多摩で撮影したときはE-P1に500mmだった。つまり換算だと1000mm。
今回はこれに2倍テレコンを装着するわけだから、2000mm相当の画角になる。
これはしまった(笑)と思った。先を越されてしまったのだ。にしても面白いので
試してもらうことにした。一眼レフ全盛の1986年カメラ総合カタログを見ると、
この当時に2000mmというレンズを市販していたのは、ペンタックスとニコン。
2社もあったというのが驚きだが、それぞれ受注生産で75万、90万であった。
25年前でもそんな価格である。それが現在は、換算値ではあるが2000mmでも
絞りは4.5の2倍だからたったの9。前述のペンタックスは13.5、ニコンが11。
つまり、かなり明るい超望遠ということになる。しかも 、金額は10万円以下だ。

そんなわけで試し撮りをしたのだが、これがちゃんと撮れていた。解像度だとか
コントラストだとか、そういうことを言い出したらキリがないけど、写真を見て
楽しく盛り上がったのは紛れもない事実だ。今度はチャレンジさせてもらおう。
b0016600_114482.jpg

AB (40D/NewFD500mmf4.5L)
by keiji_takayama | 2011-11-30 01:00 | 市川市動植物園 | Comments(0)

アライグマ撮影記

アライグマといえば、かつては井の頭に来ると必ず撮っていた。というより、距離が
近いし手前によくやってきてくれるため、チャンスが多かったといえる。ところが、
ここ最近はほとんどこれがアウトになった。とここまで書いたところで、では最後に
載せたのはいつだろうと思い、ブログを辿ってみた。なんと2007年7月まで遡る。
そんなに月日が経過しているとは思っていなかったから、驚いた。ついでに井の頭の
写真も見ていくことになったのだが、距離の近い動物園の撮影はどうも苦手らしい。

今にして思うと「なんじゃこれは!」というようなカットのオンパレードであった。
基準が低いのか評価が甘いのか、ボツみたいな写真を堂々と載せている。意外にも、
フェネックをけっこう撮っていた。といっても出てくるのはアムールヤマネコとか、
マーラとか。あまり変化がない。撮れる動物に偏りがあるのは、どこも同じようだ。

で、今回ようやく撮れたアライグマ。これはいつもよりちょっと長く粘ったからだ。
以前はそこそこ頭数がいたように思うのだが、今回出ていたのは2頭だけであった。
餌をくれるのと勘違いするのか、近くまでやってきて見上げている。そうかと思うと
すぐに移動して別の場所で立っていたり。じっとしていないので、ピントを合わせて
シャッターを切る瞬間に動き始める、なんてことの繰り返しだ。しかも、背景が×。
狙いどころは1つしかなかった。そこに来るときだけ狙うことにして待つこと数分。

それにしても。こんなに難しかったかな?と感じるのは、状況だけが理由ではない。
b0016600_1591843.jpg

AB (7D/EF400mmf2.8L+EF25)
by keiji_takayama | 2011-11-29 01:58 | 井の頭自然文化園 | Comments(0)

仲間と市川

市川市動植物園に出掛けてきました。いつもは単独で撮影に行くのですが、今回は
写真仲間と一緒です。同じシーンを見ながら、いつもとはまた違ったスタイルでの
動物園写真を楽むことができました。それと同時に 、運ばれてきた5Dのテストも
兼ねることができまして、こちらのほうは特に動作上の問題もないし、戦力として
活躍してくれそうです。天気も良く、動物たちのパフォーマンスも見事でしたね。

レッサーパンダ、カピバラ、ミーアキャット、カワウソ、オランウータンなどが、
陽気も手伝って元気良く動いていました。それをタイミング良く撮れたかどうか、
ということになると話は別なのだけど、見ているだけでも満足できるレベルです。
日曜ということでお客さんも多めでしたが、それでも観察スペースは比較的余裕が
あったように思います。久々にオラン♂のカッコいい姿も見ることができました。

5Dで写真を撮ったのは初めてのことでしたが 、写真を撮るのに重量感があった、
というのが率直な感想です。カメラそのものが発するオーラが、慌てずじっくりと
撮影することを求めているような気がします。不思議なことに、撮影中の手応えは
5Dのほうが圧倒的に高かったですね。ともあれこれでひと安心。いい1日でした。

写真はバードケージにいたシュバシコウ。仲間の毛繕い中でした。気遣うその瞳が
優しさに溢れていたので、単独で撮影したもの。赤い嘴もなかなか魅力的ですね。
b0016600_10215049.jpg

AB (40D/NewFD500mmf4.5L)
by keiji_takayama | 2011-11-28 10:21 | 市川市動植物園 | Comments(0)

5Dが運ばれてきた

代引きで品物が送られてきた。通信販売でEOS5Dを購入したのだ。好きではないと
公言してきたカメラではあるが 、それを踏まえて魅力的な理由があり、衝動買いに
近い形で購入を決断した。買った理由、それはズバリ価格。送料込50,400円だ。

ボディとバッテリーグリップの両方がこれで揃った。通常相場だとせいぜい7万台
後半から8万円台あたりなのだが、それよりも3万円ほど安かった。安いからには
当然理由があるわけで、そこそこワケアリなのだと思う。外観は使用感がすごくて
あちこちキズだらけだ。塗装のハゲもたくさんあって、相当酷使されたのだろう。
だが、ボディ底面のキズとハゲは、グリップを装着したら隠れてしまう。こちらも
塗装のハゲやキズは見事なまでに多いけど、写真撮るのにそんなものは関係ない。
見てくれは全く気にしないので、この価格の安さだけで十分買いの理由になった。

メモリーカードを入れて動作の確認。AFも動くし問題はない。ミラー落ちの対策も
施されているようだ。シャッター回数が気になる、という人もいるが、これもまた
全く気にしていない。いま写真が撮れるなら、シャッターなど何回押していようが
構わないのである。むしろ、こういうこだわりを捨てたほうが中古は楽しいのだ。
以前使っていた1D MarkⅡはもっとボロかったけど、1度もトラブルはなかった。

とまぁこんなわけで、D3以来のフルサイズ機が手元にやってきた。そしてついに、
キヤノンが発売しているデジタルフォーマットがすべて揃ったことになる 。さて、
どう使おうか。ツアーに持っていくと活躍してくれそうである。楽しみが増えた。

写真はマーラ。耳にある識別のタグを隠すため、カットして構図を作っています。
b0016600_7551188.jpg

AB (7D/EF400mmf2.8L+EF25)
by keiji_takayama | 2011-11-27 07:54 | 井の頭自然文化園 | Comments(4)

ポカポカ井の頭

井の頭自然文化園に行ってきました。目覚ましをセットしなかったので、起きたのは
午前10時を過ぎた頃。仕度してなんだかんだで、着いたのは午後1時近くでした。
とりあえずカメラを出さないまま一周してみたら、ある意味絶望的な状況。なんと、
動物たちは揃いも揃って寝ていたのです。まあなんというか、寒いけどポカポカした
陽気だったので、アムールヤマネコは頭を垂れて、フェネックは耳だけを見せながら
爆睡しておりました。お客さんの姿もちらほら。団体さんが1組いただけで、静かな
園内でした。とりあえずはアムールヤマネコを押さえよう、そう思って寝顔を撮影。
この選択は、結果的には正解でした。その後写真を撮るチャンスがなかったのです。

それからフェネックの姿を気にしつつ、アライグマとかカピバラとかヤクシカとか、
いろいろ回ってみるものの、あまりタイミングが合わず。証拠写真みたいなカットを
いくつか撮りつつ、時間をやり過ごしていました。フェネックはこの間も寝てます。
14時半を過ぎたころ、ようやく起床 。のそのそ動き始めます。ようやく撮影開始。
中央の台に登っていろんな表情を見せてくれたので、何とか撮れました。前回は確か
ほとんどフェネックが撮れなかったので、ホッと一安心。今回は400mmのレンズを
使用しましたが、最短撮影距離が4mなので、中間リングを併用しての撮影でした。

不動品を引き取って再生したこのレンズ。動かないことに加えて、レンズにクモリも
発生していました。修理してもらう際に簡単な清掃も依頼したのですが、すべて取る
までには至らず、クモリが残っています。それでも、これくらい撮れればいいかな。
b0016600_756546.jpg

AB (7D/EF400mmf2.8L+EF25)
by keiji_takayama | 2011-11-26 07:55 | 井の頭自然文化園 | Comments(0)

6×6×6

出掛けた帰りに、高円寺ギャラリーに寄ってきた。このギャラリーは、高円寺駅から
歩いて3分ほどのところにある。ここでスクエア、つまり正方形だけの写真展が開催
されているというので、見に行ったのだ。ここ最近、雑誌などでも見る機会が増え、
なおかつE-P1を買ってスクエア撮影を始めたので 、興味があった。6人が6×6の
フォーマットで撮影したという共通点があるものの、展示されている写真はそれぞれ
全く違う視点、構図で作られているので面白い。正方形の構図というのは考えている
以上に難しい。長辺を使ったイメージ戦略ができなくなる。つまりは、ストレートに
写真が訴えかけてくるのだ。立体的な構図があったり、正面からズバリと切り込んだ
肖像写真も然り。広角、望遠を撮り方で演出している素敵なショットもある。それを
こんなふうにまとめて発表できるのは、やはり楽しい。貴重な経験と勉強になった。

ちなみに高円寺ギャラリーはこちら。28日の午後3時まで開催中です。よかったら。
b0016600_22481156.jpg

AB− (E-P1/FD500mmf4.5L)
by keiji_takayama | 2011-11-25 22:47 | 多摩動物公園 | Comments(0)

動くなよ〜

E-P1+500mmというと 、135換算では1000mmになる。f4.5なので明るい、
ということとは別の次元で、普通の考え方だと無謀なレベルになると思う。常日頃
こういう撮影をしているので何とかなるけれど、あまりオススメできない仕様だ。
これ、持って歩くのもやや心許ない。いつもはカメラの重量が加わるのでそこそこ
ずっしりした感覚があるのだけど、今回はカメラの重さがないに等しかったので、
何となく気になって仕方なかった。カメラが装着されていないのではという錯覚に
陥ってしまい、ちょくちょくそれを確認することになった。通り過ぎて違う動物を
見に行き、再びユキヒョウのところに戻ってくると。一頭が岩の上に登っていた。
このシーンならなんとか撮れるかもと思い、ピントを合わせいくつか撮ってみる。

動かれたら確実についていけないので、そのままそのまま、と念じながらだった。
カメラが小さいので、撮影中に手のひらでどこかのボタンを押してしまう。突然、
訳のわからない設定画面に切り替わったりすることもあった。ドタバタの連続だ。

この後に発売されたE-P2にはファインダーが付けられる。ちょっとそれを試して
みたくなったのだが、もうちょっとE-P1を楽しもう。なかなか面白いカメラだ。
b0016600_10564333.jpg

AB− (E-P1/FD500mmf4.5L)
by keiji_takayama | 2011-11-25 10:55 | 多摩動物公園 | Comments(0)

写撃場

そこそこ寒くなってきたこともあって、多摩の動物たちはけっこう元気そうだった。
日中でも横になって寝ていることがなく、起きて何かしていることが多い。トラなど
ネコ科の人気動物は、起きていればそれだけでお客さんを満足させることができる。
トラの隣にいるオオカミを見て、カッコいいを連呼する女性もいた。大きな動物は、
やっぱり存在感がすごいのだろう。そしてそれは、起きているからこそ。冬は寒いが
動物園に出掛けるにはいい季節だろう。元気な姿を見られると、得した気分になる。

子供が大きな運動場で公開されていたユキヒョウは、相変わらず人気ナンバー1だ。
ちょっとでも動きがあると、シャッター音が元気いっぱいマシンガンのように轟く。
そして、撮影に来ている人の大半はこのユキヒョウが目的だ。トラの赤ちゃんの頃は
トラ舎の前が写撃場だった。動物園の見どころの場所では必ずシャッター音が響いて
いるので、初めて行く人にもとても解りやすくなっている。撮影の条件を小うるさく
設定している身にはあまり関係ないのだが、この気合の入り方は見習いたいと思う。

そんなこんなで、しばらくは正方形の写真が続きます。E-P1専用の画面サイズです。
b0016600_9562959.jpg

AB− (E-P1/FD500mmf4.5L)
by keiji_takayama | 2011-11-24 09:55 | 多摩動物公園 | Comments(0)

ブレ補正付2倍テレコン

休日だが月曜だった。市川市動植物園に行きたいと思っていたけど、休園日である。
そもそも月曜に開園しているのは多摩とズーラシアくらいのものだ。どうしようかと
思っていたが、ふと妙案を思いつき、多摩に出掛けることにした。これまで一度も、
動物園では使っていないカメラを使用する撮影だ。つまりオリンパスE-P1である。

マイクロフォーサーズの人気を大きく拡大したのは、マウントアダプターだと思う。
雑誌などでも頻繁に取り上げられ、専用の本も出版されている。ハマるとたいへんな
ことになるが、とてつもなく面白いのだ。しかしどの媒体を見ても、載っているのは
せいぜい標準から中望遠クラスのレンズ。超望遠はまずススメられていない。それは
リスクを考えると当たり前の話なのだが、だったら実験してみようと心暖めていた。

そんなわけで、FD500mmf4.5LとE-P1での撮影だ。このカメラではスクエアでしか
撮影しないと決めているので、いろいろ初めてづくしであった。モニターでピントを
合わせるのは確かに慣れが必要だが、想像よりも楽に行えたような気がする。むしろ
大問題だったのはシャッターストロークとタイムラグ。これが長いために、頭の中で
思い描いているタイミングからけっこう遅れてしまったのだ。何とかできる限り短く
するように修正したが、一眼レフのような速写性は持ち合わせていないし仕方ない。
加えて、わかってはいたけどやはりバランスがすこぶる悪かった。レンズにカメラが
くっついているようなものなので、一脚を使うと揺れる揺れる。これはブレるぞ〜、
と思っていたが、ボディ内ブレ補正が威力を発揮したようで、意外と助かっていた。
写真を撮れる、ブレ補正付き2倍テレコンをレンズに装着したような感覚であった。

しかし、これは最初の予想よりも遙かに面白かった。また別の機会に試してみよう。
b0016600_7544416.jpg

AB (E-P1/FD500mmf4.5L)
by keiji_takayama | 2011-11-23 07:53 | 多摩動物公園 | Comments(0)

金沢総括

先日出掛けた金沢動物園で撮った写真。もう底をついてしまった。一度の撮影で、
マトモに撮れているのはせいぜいこのくらいだ 。FD500mmf4.5Lを使ったため、
そうそうピントも合わないだろうと思っていたが、それ以前に撮れる動物が少なく
チャンスがあまり多くなかった。手応えがあったという意味ではカンガルーだけ。

最初にカメラを向けたのは 、18日に掲載したローランドアノア。ここに来るまで
カメラ・レンズはケースに入ったままであった。何となく眺めてみると、なかなか
いい位置に座っていた。こうしてようやく、写真を撮ろうという気になったのだ。
ところが。ファインダーで見たら、草が画面のあちこちに入ってしまう。これらを
避けるのに余計な時間を費やしてしまった。なんとか許容範囲の場所を見つけて、
ようやくシャッターを切る。顔を上に向け、歯が見えるタイミングを狙ってみた。

続いてスーチョワンバーラル。19日に載せた。高い岩を模した場所にいたので、
最初は完全に諦めた。しかし、ほぼ正面にいる一頭を見つける。視力がとても悪く
肉眼では発見できないことが多いのだ。背景を眺めて一気に気合が入った。これは
紅葉をイメージした写真になる、そう感じたからだ。で、カメラを構える。予想の
通りバックの雰囲気はいい。あとは、角度のタイミングとキャッチライト待ちだ。
ところが・・・ここからが辛抱の連続だった。ずっと一点を凝視したまま動かず。
押さえ代わりに撮影しておいたカットをそのまま使うことになった。ちょい残念。
そしてカンスーアカシカ 。あまりに近くて驚く。17日のカットはまぁ合格点だ。
しかしどういうわけか、立体感があまりないような気がする。置物を撮ってきた、
そんな印象が根強く残ってしまった。表情があまり出ないこともあるが、難しい。

そんなわけで、ここまで達成感なく歩いてしまった。最後にカンガルーのところに
寄ってみることにした。とても近いし撮りやすいので、助けを求めたようなもの。
ここではなんとか期待に応えてもらえた 。16日の写真が今回一番マトモである。
20日のシーンはファイティングポーズみたいで面白かった。画面に彩りを加える
ために、舌を出したタイミングを狙っている。ただ、キャッチライトが薄かった。

全体評価をしてしまうと、かなり低くなるのでやめよう。こんな金沢訪問だった。
b0016600_1091492.jpg

AB− (7D/NewFD500mmf4.5L)
by keiji_takayama | 2011-11-22 10:08 | 金沢動物園 | Comments(0)

日頃は都内中古カメラ店でカメラやレンズを売ってます。休日になると、望遠レンズを担いで各地の動物園で撮影活動。動物たちの表情を追い続け13年が経過しました。旅行会社で撮影ツアー講師を務めています。


by keiji_takayama