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想定外@野毛山

最初は羽村市動物公園に行こうと思っていた。前回も予定していたが、震災で休園に
なったからである。確か21日までだったと記憶していた。念のため 、出発する際に
確認してみたら、なんと休みが31日までに変更されていた。これで再びアウトだ。
そこで場所を野毛山に変更することにした。機材を羽村から野毛山仕様に変更して、
出発したのである。ここでカメラバッグを変えたことが悲劇に繋がった。電車に乗り
しばらくして恐ろしいことに気付く。メモリーカード入れを移し替えていなかった。
もうどうしようもない緊急事態のため、急遽横浜で下車してヨドバシカメラに寄る。
ここで何とか手に入れた。ポイントが1000円分も残っていたのでとても助かった。
こうして、ようやく野毛山に到着。予定していた時間より、大きく遅れてしまった。

野毛山動物園はやや苦手意識がある。動物園撮影を始めた頃フィルムで撮りに行き、
3本全ボツだったこともあった。どうもタイミングが合わないようで、これまでにも
何度か悔しい思いをしたことがある。羽村ならそこそこ期待もできるけど、野毛山に
変更した段階でそう大きな収穫はないだろうと考えていた。これはいつものことだ。
ところが、今回は想定外のことが起きた。珍しくタイミングが合って、チャンスにも
恵まれたのだ。こんなことは初めてだった。そして、久々に使った旧FD500mmが、
これまたドンピシャの選択だったのだ。加えて、勘も当たる。粘ったら結果が出た。

15時になってそろそろ帰ろうかと思い 、レッサーパンダのところを通ってみたら、
どうもそわそわと落ち着かない。しばらく見ていると、飼育員さんがリンゴを持って
やってきた。もらってむしゃむしゃ食べている。そして食べ終わったら。お客さんの
方向を眺めてニヤリと笑ったように見えた。「いいだろ〜、おいしいぞ〜、」とでも
言っているかのように。リンゴはまだ残っている。これは必ずまた同じことをする、
そう思った。ポジションを決めてあとはひたすら待つのみ。だが、チャンスは意外と
早くやってくる。リンゴを口元に残しつつ、とても満足そうな表情を浮かべていた。
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AB+ (30D/FD500mmf4.5L)
by keiji_takayama | 2011-03-31 01:58 | 野毛山動物園 | Comments(0)

撮影オフ会

昨日の話。写真仲間と撮影に出掛けてきた。といっても動物園ではない。世田谷区の
砧公園から馬事公苑というルートだった。もともとは桜の開花に合わせ、花見なども
兼ねようという計画だったが、ちょっと早かったようだ。散策しながら、目に付いた
様々なシーンを撮ってみた。といってもこういうのはやや苦手。見つかればひとまず
カメラを向けてみるのだが、はたして本当にそれでいいのか、を自問する繰り返し。
けっこう時間をかけて狙ってみても、帰ってパソコンでチェックしたら突っ込み所が
満載でボツになったり。スナップは相変わらず苦手なのだ。馬事公苑は初めて訪問。
馬の姿は見られなかったけど、都心にいながら別世界に身を置いているようだった。

このテのイベントは「写真作品を撮る」という意味合いではないので、手元の機材を
あれこれ使って撮影する楽しさがある。いつもと全く違う広い視野でファインダーを
覗くという側面もあって、貴重な機会なのだ。ジャンルがいろいろあるのも面白い。

で、いつもそうだがよく歩いた。万歩計代わりの携帯を眺めたら、19,006だった。
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AB (30D/EF600mmf4L)
by keiji_takayama | 2011-03-30 10:15 | 多摩動物公園 | Comments(0)

3度目の落下

写真を撮り始めて33年になるが、過去に2度カメラを落としたことがある。最初は
中学生の頃。星を撮ろうとしてベランダにカメラを据え置き、ちょっと目を離したら
転がっていた。2度目は2004年だったかな、日本平動物園でのこと。300/2.8Lを
装着したまま一脚からカメラが外れてしまい、落下した。もの凄く鈍い音がしたのを
ハッキリと覚えている。そして、3度目が昨日の金沢だった。2台のカメラを使って
写真を撮っていたわけだが、首からE-3を、そして肩にGF1を下げていて 。何度か
GF1がずり落ちそうになっていたが、その都度なんとか押さえて事無きを得ていた。

ところが、そう何度もうまくいくはずがない。ふとしたはずみでしゃがんだら、また
スルッと落ちた。気付くのと音がしたのとがほぼ同時。GF1が地面に転がっていた。
すぐに拾い上げたが、カメラの下から落ちたようだ。底面電池ボックスの開閉フタに
いくつかアタリができていた。キズそのものはさして大きくはないのだが、ボディの
色が白なので余計目立つ。これで外観のランクがAからBになった。5段階評価だと
5から1にダウンしたことになる。そしてレンズのほうは、フードが歪んで収納する
ことができなくなった。でも、撮影するのにさして影響はないので、帰って修理を。
フードは、とんかちで叩いたら元通りになった。歪みはあるけれど、役目は果たす。
カメラも動作上の問題はないので一安心。精神的なショックは全くないので、これで
一件落着となった。ちなみに、ランクが落ちて買取相場は4000円下落。だとしたら
このまま使っているほうがいい。カメラのキズは勲章・・・ではないな、さすがに。
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AB− (E-3/ズイコー300mmf4.5)
by keiji_takayama | 2011-03-29 09:02 | 金沢動物園 | Comments(2)

最後の表紙

横浜市動物園友の会の機関誌、「ZOOよこはま」の表紙写真を担当するようになって
1年半が経過した。表紙になった写真は第70号から76号までの7点 。それまでに
撮影していたカットは2点だけで、あとはすべて撮り下ろしだった。このブログにも
載せていない写真が数点ある。以前、BSのテレビ番組に出たことがきっかけだった。

表紙になったのはスマトラトラ、ヒクイドリ、ゴールデンターキン、オグロワラビー
ボウシテナガザル、木曽馬、スーチョワンバーラル。撮影のこぼれ話ではないけど、
撮られる動物には事前にちゃんと連絡が行っていたのではないか、と思えるほどに、
偶然とは思えない動きを見せてくれた。いつもそんなところにいないのに、ちゃんと
撮りやすい場所に立っていてくれたターキンとバーラル。2003年から通っていて、
なんと一度も撮れなかった、撮る気すら起きないほど条件が悪かったのに、奇跡的と
思える場所にいてすんなり撮れてしまったヒクイドリ。刺激的でとても楽しかった。

これを担当したことは、動物園が続く限り残ることになる。言い換えれば、動物園で
撮影活動を行っていた証になるわけで、とても名誉なことだ。機会を与えてくれた、
担当の職員さんに感謝するとともに、横浜の動物園には今後も通い続けようと思う。
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AB− (kissD X/Ai-s Nikkor ED 600mmf5.6)
by keiji_takayama | 2011-03-28 23:25 | ズーラシア | Comments(0)

天気の力

快晴の日曜日。先週に引き続き、開園している神奈川県の動物園に行ってきました。
今回は金沢動物園です。こちらのほうもたいへんな賑わいでした。小さなお子さんも
たくさん来園しており、あちこちから笑い声や歓声が。たくさんのお客さんを前に、
動物たちも気を良くしたようで、活発に動いていたり、寝ていたとしてもいい寝顔を
見せてくれたり。思わぬ収穫でした。ここ最近ずっと奥の方にいて全く撮れなかった
ローランドアノアも、一瞬ビックリするほどの状況。天気の力はとても大きいです。

カメラはオリンパスE-3とルミックスGF1を使用 。マイクロフォーサーズを初めて
動物園に持って行きましたが、なかなか楽しめました。マニュアルレンズでのピント
合わせがシビアで悔しい面もあったけど。フォーマットを変えられるので、正方形の
サイズを選択。いつもと全く違う構図は新鮮です。もう一つ、ボディに手ブレ補正が
内蔵されているE-3では、換算600mmの手持ち撮影も可能。これは助かりました。

写真は最後に見たタンチョウ。陽がやや傾いてきた状況でしたが、ちょうど目元には
キャッチライトが入っていました。背景が淡い色だったので、秋っぽい雰囲気かな。
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AB (E-3/ズイコー300mmf4.5)
by keiji_takayama | 2011-03-27 22:42 | 金沢動物園 | Comments(2)

サンニッパ

300mmf2.8といえば、今も昔も憧れのレンズだと思う 。今でこそキヤノンは4Lも
白レンズとなったが、FDの頃は2.8Lだけであった。大口径の代名詞であり、そして
最も焦点距離が短くて応用の利くレンズといえる。もともとはキヤノンやニコンなど
大きなメーカーだけが商品として販売していたが 、80年代後半あたりから始まった
「大口径レンズでアイドル写真」の盛り上がりに応じるように、レンズメーカー製の
サンニッパが市場に出回るようになった。メーカー純正より安いが、それでも30万
以上はしていた。簡単に買えるレンズではなかったのである。それでも、イベントの
会場では日に日にこのテのレンズが増えていったように記憶している。それから長い
時間が経過しているが、現在でもきちんと相場が残っているのはさすが、といえる。

数としてはかなり少ないと思うけれど、新品同様の品が出た場合はタムロンが高い。
緑色に近い、当時としては妙な色合いのレンズだったが、人気は一番だったと思う。
市場には最も多く出回っているはずだ。Aランク73500円。続いてシグマである。
こちらは後発組なので数が少ない。小さいことがウリであった。68250円。そして
最も安いのがトキナーである 。なんと42000円で買える 。フードもかなり長いし、
本格的なつくりだと思うのだが、どういうわけか評価が低いのだ。現在新品で買える
サンニッパは総じてとても高価である。練習と大口径入門にはなかなか適していると
感じているのだが、数が少ないのが残念。ちなみに、初めて使ったペンタックス☆も
なかなか出てこない。チヤンスがあったら、この頃のシグマを試してみたいものだ。

ちなみに 、ピント合わせはマニュアル。しかし慣れれば 、とても強い武器になる 。
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AB (1D MarkⅡN/EF100-400mmf4.5-5.6L)
by keiji_takayama | 2011-03-26 00:14 | 大森山動物園 | Comments(0)

まだ悩み中

先日の話だが、店に高校生くらいのお客さんが2人やってきた。ちょくちょく来店、
棚のカメラを触りながら話をしている。会話が耳に入ってきた。どうやらEOS50Dを
あまり好きではないらしく、「あれはやめたほうがいい」ということだった。30Dの
次の機種として第一候補なだけに、なぜそうなのか気になった。しかしその答えは、
ついに得られなかったのだ。ネットなどで噂を調べるといろいろ出てくるだろうが、
どうもそういうのは性に合わない。自らの判断しか信用していないからである。では
どうして気になったのか。話しぶりがとてもしっかりしていたから、ハッキリとした
根拠を持っていると思ったからだ。今から思えば、声かけて聞いてみれば良かった。

というわけで。まだAPS-Cの後継機が決まっていない 。ツアーのギャラで買おうと
考えていたのだが、先日の掛川に続き、4月4日から6日までの予定だった北海道も
中止になってしまった。4月5月であと5本担当があるが、こちらもかなり流動的。
代理で昇格したkissD Xが頑張ってくれているので 、決断がますます鈍ってしまう。
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AB− (1D MarkⅡN/FD500mmf4.5L)
by keiji_takayama | 2011-03-25 00:53 | 大森山動物園 | Comments(2)

燻るD3

ニコンD3を使うようになって1年が過ぎた。初めて手にしたときの衝撃が大きく、
それが今でも色褪せないカメラである。当然使いこなすまでの領域には全く足りず、
加えてアダプターを使ってマニュアルレンズでしか撮らないので、とても勿体ないと
思われても仕方ないユーザーである。当初考えていたイメージ通りに使っているが、
何か物足りないのだ。鳴り物入りしたゴールデンルーキーが活躍できないのと同じ。

このカメラ、好みの色が出ない。後からどうにかする、ということを全くしないので
現場ですべて決めてしまわなければならない。この設定がどうも合っていないのだ。
ずっとキヤノンを使っていたので妥協せざるを得ない部分だと思ってはいたが、時々
全ボツに近いレベルになる。ニコン+キヤノンFD、という組み合わせの実現のために
購入したのにも関わらず、最近はニコンのレンズを装着して撮ることが多くなった。
これも理由のようだ。時間をかけてじっくりとカメラを作っていく必要がありそう。

そして、これは明らかにマイナスの点。モニターが曇っているのは我慢できるけど、
とにかくセンサーにゴミが溜まる。撮影中に気付くことがすこぷる多いのだ。いつも
ブロアーを持っていかなければならないし、撮影時にセンサーの掃除をしているのは
あまりにみっともない。そんなわけで出番が減ってしまった。このままではかつての
ジャイアンツのようになってしまうので、対策を考えたい。動物園撮影の理想型だと
考えていたダブルメインがようやく実現できたし、このままの戦力で挑みたいのだ。
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AB− (D3/Ai-s Nikkor ED 600mmf5.6)
by keiji_takayama | 2011-03-24 10:10 | 井の頭自然文化園 | Comments(0)

写真を救え!

震災直後から、写真と関わる周辺のサイトなどではさかんにチャリティーが叫ばれ、
写真で元気にしよう!とか写真展をやって販売し、それを義援金として寄付しよう、
というような動きが活発化している。行動そのものについては敢えて語らないけど、
こうした「イベント」の告知を見るたびに、どうしても考えさせられることがある。

もともと動物園でしか写真を撮っていないし、ちょくちょく参加しているオフ会は、
あくまでも遊びの場所。つまりは作品を撮っているわけではない。動物園の写真とは
根本的にスタンスが違っているから、撮った写真もメディアに保存していないのだ。
被災地で厳しい毎日を過ごしている皆さんに、どの写真を見てもらえればいいのか。
そう思ったとき、選ぶものがなかった。誰かを感動「させ」たり、元気に「する」、
そういう目的で撮影しているわけではないから、これは当然のことだ。ただ単純に、
シンプルな考えでしかシャッターを押していないから、差出がましく感じてしまう。

誰かの撮ったキレイな花や風景の写真を見せられるよりも、津波で流されてしまった
アルバムや写真立て、額縁を探すほうがよっぽど大切なことだろう。例えばそれが、
泥で汚れてしまっていたり、水で変色していたとしても。がれきの撤去をめぐって、
そうした精神的価値があるものに対しての評価が分かれている。むしろそれに対して
何かできないかと考える。写真に親しんでいる人だったら、本とアルバムの区別など
簡単にできるだろうし。捨てられてしまう写真を救うこと、そちらのほうが重要だ。
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AB (1D MarkⅡN/ズイコー250mmf2+EXT25mm)
by keiji_takayama | 2011-03-23 19:35 | 掛川花鳥園 | Comments(0)

警戒ポーズ

近距離でワシミミズクたちを見られるコーナーがあったので、レンズを向けてみた。
寝ていて全く動かなかったり、落ち着きを失わずモデルを務めてくれたり。それぞれ
性格がちゃんとあるようで、いろいろなリアクションがあった。ところが。1羽だけ
かなり警戒していた。ある一定距離以上近付くと、とたんに翼を大きく広げるのだ。
切羽詰まった雰囲気ではなくゆっくりとポーズを取るのだけれど、どうやらレンズの
キラキラが苦手らしい。そこで、境界線ギリギリのところで撮影してみた。レンズを
凝視している。そこから何か飛び出てくる、とでも思われてしまったのかな・・・。

口径の大きいレンズを使ったから、が理由だとばかり思っていたのだが、撮影をせず
ちょっと様子を見ていたら、70-200mmクラスの望遠でも同じことが起きていた。
同時に持っていたタムロン18-270mmは、向けても大きな変化はなかったのだが。

でもこういうシーンって絵になってしまう。ちょっと困った話ではあるけど・・・。
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AB+ (1D MarkⅡN/ズイコー250mmf2+EXT25mm)
by keiji_takayama | 2011-03-23 11:18 | 掛川花鳥園 | Comments(2)

日頃は都内中古カメラ店でカメラやレンズを売ってます。休日になると、望遠レンズを担いで各地の動物園で撮影活動。動物たちの表情を追い続け13年が経過しました。旅行会社で撮影ツアー講師を務めています。


by keiji_takayama