カテゴリ:王子動物園( 82 )

ユキヒョウのユッコ

王子動物園には、開園と同時に入った。進行方向は右手である。
いつもそうなのだが、ここに来るとまずは円形猛獣舎を見に行く。
パンフレットによれば、ネコ科ヒョウ属の大型猛獣5種を展示。
自然木、岩石など生息地に近づけた飼育環境で暮らす猛獣たちを、
ガラス越しに観察できる。アムールトラ、ライオン、ジャガー、
ユキヒョウ、アムールヒョウの順に、運動場が並んでいるのだ。

チャンスがあればすぐに対応できるよう、まずはカメラをセット。
トラは手前の方に来ていたし、ライオンは寝ていたのでスルー。
次のジャガーは完全に寛いだ感じで、木の上にじっと座っていた。
ファーストコンタクトは全滅かと思ったが、その次はユキヒョウ。
こちらは、なかなかの好位置にいてくれた。なんとかなりそうだ。
ひとまず、ゆっくりとカメラを構えた。王子で最初に撮影したのは
こうした経緯があり、ユキヒョウである。これはラッキーだった。

新しく導入したレンズで最初に撮ったのがユキヒョウというのは、
とても幸先の良いスタート。勝手にそんなことを思い、短い間では
あったのだけど、じっくりとレンズを向けることができた。大きな
表情のアクションはなかったが、上品だと感じられるところがあり
とても楽しかった。何気なく案内板を見て、ああそうかと思った。

このユキヒョウは、2009年5月に札幌市円山動物園で生まれた。
その後東京都多摩動物公園に移動になり、2012年3月から王子で
飼育されている。ということは、数は少ないながらも多摩でたぶん
撮ったことがある。そして名前は「ユッコ」なのだ。これを聞くと、
かつて同じ愛称で呼ばれていたアイドル、岡田有希子を思い出す。

しかし、タイミングが良かったのはこの時だけ。その後にも何度か
立ち寄ってはみたけれど、岩場の影に隠れてしまった。顔の半分が
見えているだけまだ良かったと思う。閉園が近くなってから、少し
動きが出てきた。動いているとやたらウケが良くて、お子様連れの
若いお母さんに大人気だった。そのうち、また撮らせてもらおう。
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(OM-D E-M1/M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO)
by keiji_takayama | 2017-04-17 07:12 | 王子動物園 | Comments(0)

ポカポカデビュー戦

一昨日の話。朝から新幹線に乗って、神戸の王子動物園に行ってきました。
東京駅を6時に発車する「のぞみ」に乗り、新神戸で下車、そこから先は
タクシーを使います。そうすると、ちょうど開園前に到着するのです。
王子に行った目的は、2月に購入したままずっと宝の持ち腐れ状態だった、
オリンパスの300mmF4PROをデビューさせることでした。このレンズは、
ここで使うことを前提に購入したようなものだったので、最初に使うのは
絶対に王子と決めていたわけです。それがようやく、やっと実現しました。

そもそも、直近で王子動物園に行ったのは6年近く前のことになります。
とても久々でしたので、新鮮な気分で園内散策を楽しめました。ちょうど、
桜が満開のタイミング。園内のあちこちで桜も眺めることができました。
ポカポカした陽気と相まって、春らしい暖かな雰囲気です。王子動物園、
というよりも「サクラサク動物園」という感じでした。動物と桜を一緒に
撮ることも可能です。ジャイアントパンダ、アジアゾウ、チンパンジー、
ワオキツネザル、ラマ、シタツンガ、ダチョウ、カンガルーなどは、桜と
絡めた写真が撮れました。日中は気温も高く、半袖が心地良かったです。

開園時は10人くらい来園者が待っていました。午前中は比較的余裕があり、
これなら撮りやすいぞ。と思っていたのですが、昼から午後にかけて多数の
お客さんが文字通り押し寄せた感じになり、お子様連れで大盛況でしたね。
カメラを持った女性も、多く見かけたように思います。カメラはオリンパス
2台態勢でした。300mmと40-150mm、そして12-40mm、1.4倍テレコン。
首から2台のカメラをぶらさげて、1日歩いていたわけです。これはさすがに
厳しいものがありました。首と腰を痛めるので、次回はちょっと考えないと。

トラやライオン、アムールヒョウのいる猛獣舎を拠点にして、他のエリアを
回って戻ってくる、の繰り返しでした。園内を何周しただろう。けっこうな
距離を歩いたように思います。いよいよ使い始めることになった300mmは、
機動力が高いこともあり、頼もしい存在になりそうです。地方に出掛ける時は
なるべくなら機材を少なくしたいので、今後はこのパターンが増えそうです。

撮影数はE-M1が280、E-M5は467でした。またしても別館は大豊作です。
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(OM-D E-M1/M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO)
by keiji_takayama | 2017-04-16 07:38 | 王子動物園 | Comments(0)

タッチ&トライ

カメラ専門店として、ただ単に売っているだけでは面白みがない。何か別の工夫を。
というのが目的でもないが、ここ最近店主催の様々なイベントを開催している。昨年
12月には、大口径レンズのお試し撮影会を多摩動物公園で行い 、講師として参加。
こんな機会は滅多にないということで、お客様にたいへん好評だった。そして今年。
先日のことだが、パナソニックのルミックスGF3を使ったイベントが行われたのだ。

新発売のGF3の魅力を知ってもらい、その場でモデルさんを使ってデモ撮影。しかも
撮った写真はプリントにして持ち帰ることができた。しかもこれ、完全無料である。
空いている店舗のスペースを使い 、即席(でも本格的)背景を使っての撮影だった。
写真雑誌などでお馴染みのカメラマンによる解説、そして指導を受けられて、しかも
モデル撮影まで可能というのだから、なかなか楽しいイベントだ。見に行きたいのは
やまやまであったが、仕事中の身なので断念。でも、お客さんがたくさん来てくれて
とても盛り上がったそうだ。店の状況を考えると頻繁にできるものでもないが、他で
なかなかやらないようなイベントというのは、それだけでお客さんの注目を浴びる。
カメラ店でただ触っているだけでは、そのカメラのもつ性能を知ることは不可能だ。
被写体を通して触れてみて、はじめて「試し撮り」なのである。こういうイベントは
新製品が出るたびに何かやるのが理想的だが、なかなかそうもいかないかな・・・。

そういえば、近々また新しいコンセプトのカメラが出ます。イベントやるのかな〜。
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B (E-3/ズイコーデジタル70-300mmf4-5.6ED)
by keiji_takayama | 2011-08-11 22:55 | 王子動物園 | Comments(2)

E-P3好調

オリンパスE-P3の売れ行きが好調だ。1番人気はシルバーで、一時は欠品するほど
よく売れていた。前評判がとても高かったこともあるが、久々の新商品ということも
手伝ったようで、ユーザーの注目を浴びている。初期不良が少ないのは、店としても
とても有り難い。やはりPEN系からの買い替えがとても多く、これによってE-P1の
中古も在庫がだいぶ増えてきた。価格はだいたい2万円台前半。この初代を狙ってる
1人なので、もうちよっと安くならないかな、などとウィンドウを眺めているのだ。

で、気付いてみればまたしても、写真のストックがなくなってきた。今にして思うが
ホントにこのブログはよく続いているなと感じる。次はいつ撮りに行けるのだろう。
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AB− (E-3/ズイコーデジタル70-300mmf4-5.6ED)
by keiji_takayama | 2011-08-01 22:39 | 王子動物園 | Comments(0)

再販価値

購入した商品を販売する際の再販価値。これをリセールバリューという。中古車系の
雑誌などでは頻繁に使われる用語である。ちなみに、リセールバリューという言葉は
買い取りで有名なガリバーという会社の登録商標になっている。そしてこの言葉は、
カメラにも当て嵌まるのだ。以前からクルマとカメラは様々な点で似ていると書いて
いるのだが、これもその1つ。キヤノンに300mmf4L IS USMというレンズがある。
発売されたのは確か1997年だから、もう14年前のことだ。2003年、動物園での
撮影を始めた頃、それ用として手に入れたのがこの300mmだった。たまたま寄った
錦糸町の駅ビルで、10万円ちょうどで購入した。その後数年活躍し 、別のレンズに
買い替えた記憶がある。それから8年が経過したわけだが、もし店に並んだら9万円
前後のプライスがつく。つまり、単純計算だがこの8年で1万円ほどしか値落ちして
いないことになる。逆に言うと、買い取り価格もさほど変わっていない。値落ち率で
考えると、これは大いに「使える」レンズであるといえる。数年使った実質の価格が
ある程度保たれていれば、安心して持てるというもの。こうしたお得レンズは他にも
いくつかあるが、まずはメーカー純正であることが前提となる。加えて、買うときに
高かったレンズは相場もある程度維持されると思っていい。こんなことを考えながら
機材を買う人も少ないとは思うが、これを意識しておくと買い替え上手になれそう。
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AB− (E-3/オートヤシノン400mmf5.6)
by keiji_takayama | 2011-07-04 02:47 | 王子動物園 | Comments(0)

E-P1

マイクロフォーサーズ、というよりマウントアダプターのブームを作ったカメラ 、
オリンパスPENの3代目が発表された。AFがかなり速くなったなど、魅力も多い。
だが、中古カメラ好きとしては 、これで初代のE-P1がまた安くなるという期待に
ワクワクすることになった。アダプターを使って古いレンズで撮る、という点では
ボディに手ブレ補正が内蔵されているのはとても有り難い。安価と手軽さを理由に
ルミックスを買ってみたが、どうもフィーリングが合わない気がする。もともとは
フォーサーズを使用していることもあるので、EP-1には興味があった。こういう
人気となったシリーズは、初代がたいてい優れている。クルマもそうだが、後から
出てくる後継モデルは、初代のコンセプトを引き継ぎつつ新しい機能を追加する、
というケースが多いので、世に出した理由とか主張を楽しむなら初代がいいのだ。

まだE-P3が発表になったばかりだし、もともとE-P1は流通量が少なめなので、
相場に目立った変化はないようだ。ただ、今後下取り交換などでE-P1が増えると
下落する可能性が高くなる。そうなったら狙い時。買いのチャンス到来といえる。
現在では、そこそこ使い込まれたものだと18,000円くらいで買えるけど、これが
さらに値落ちするとなると、思わず衝動買いしそうなレベルになる。レンズ選択は
無限に近いので、遊び倒すことができそうだ。新しいカメラが出ると、別の意味で
嬉しいことがある。そういう意味では、デジカメモデルチェンジの早さも楽しい。
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AB− (E-3/オートヤシノン400mmf5.6)
by keiji_takayama | 2011-07-03 07:48 | 王子動物園 | Comments(0)

ムシャムシャ

王子動物園といえばパンダである。上野とは違い、素通しで見られるのは嬉しい。
ただ、先月行ったときはこちらにおしりを向けていた。今回はどうだろう。そんな
気持ちで寄ったら、ちょっとご機嫌な雰囲気だった。で〜んと座りムシャムシャ。
なんだか、見ているだけでも腹が減ってくる。笹の葉がとても美味しそうなのだ。

最初はアイレベルでこの様子を撮っていた。周囲は携帯で撮影している人が多い。
少しすると、背景の壁に設置されている窓が思い切りフレームに入っていることに
気付いた。これでは絵にならないので、ローアングルから狙ってみることにする。
こうして窓が隠れたので、木をちゃっかり日よけにした姿がクローズアップされて
いるように感じた。こうして眺めると、とっても楽しそうに見えるから不思議だ。

やはりパンダは、人目を憚らず豪快に食べているシーンがいい。コウコウもそう。
亡くなってしまったけれど、数年前のシーンを回想することができて満足だった。
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AB− (E-3/ズイコーデジタル70-300mmf4-5.6ED)
by keiji_takayama | 2011-07-02 00:26 | 王子動物園 | Comments(2)

未満

人間ドックを受けてきた。腹にゼリーを塗られてグリグリ器械を当てられてみたり、
発泡剤とバリウムを飲んだあとぐるぐる回されたりした。毎年のことではあるけど、
どうも慣れない。スタッフが全員女性である、というのが唯一の救いと思えるほど。

でも、毎年最大の懸案はこれではない。胸囲を測るときに腹を引っ込めて、笑われて
しまうことでもない。それは視力である。ここ数年測定するたびに視力が落ちていて
さすがに日常生活に支障を感じている。だが、クルマを運転したり、待ち合わせなど
絶対に見えないと困る時以外はメガネを着用していない。近距離でメガネを使うと、
頭痛が起きてしまうからだ。ちなみにカメラには視度補正レンズを入れている。内臓
されている視度調整をマイナスにフル設定し 、これに加えて-4を入れているのだ。
こんな状態でマニュアルレンズを使っているのだから、偏屈以外の何者でもないが。

とまあそんなわけで、測定である。いつものように測定器を使って、手元のレバーで
穴の開いている方向を示す。解らなければ、×のボタンを押す仕組みだ。ある程度は
覚悟していたが、もうのっけから見えないのだ。×である。何度か繰り返したけど、
とうとう一度もレバーを動かすことはなかった。すべて×。これはマズイなぁと思い
結果を聞いてみると、両目とも0.1未満という答えが返ってきた。0.1までしか測定
できないそうで、それ以下はすべて「未満」になるそうだ。ちなみに昨年は、未満が
片方だけ。この1年でさらに低下したことになる。これで写真をやっているのだから
なんというか、よく続いているなと我ながら感心してしまった。そこで疑問だけど、
カメラマンの視力ってどのくらいなのだろう。これ、どこかの雑誌でやってくれ〜。

写真はシロテテナガザル。どっかの偵察部隊みたいだった。視力どのくらいだろう。
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AB (E-3/ズイコーデジタル70-300mmf4-5.6ED)
by keiji_takayama | 2011-06-30 09:03 | 王子動物園 | Comments(2)

ヤマちゃんと400mm

王子では70-300mmのほかに、古い400mmも持って行った。その目的がトラだ。
ユキヒョウなどは近くで撮れるけど 、トラは遠くでじっとしていることが多いため、
なるべく135換算焦点距離を長く保ちたかったからである。フォーサーズを使って、
800mmにするのが構図的にベストであると確信していた 。レンズの解像度が低い、
という大きなリスクはあったものの、試すには絶好の機会だと考えていたのである。

後から聞いた話だが、ここのトラは2頭が交代で外に出る。そして午前中に見られる
♀のトラがとても美形であるということだった。なるほど写真で見てみると、確かに
あどけない顔つきをしている。数年前まで東武動物公園にいたというのだが、これは
全く記憶がなかった。名前はヤマちゃん。そんなわけで、このトラをどうしても撮影
したかった。開園とほぼ同時に入り、トラ舎に向かう。すると手前のほうをウロウロ
歩いていた。ここはまず様子見だ。しばらく別のところに行って再び戻ってくると、
期待していた場所にどっかり腰を落とし、くつろいでいた。これはチャンスだ。少し
急いでレンズをセット、ファインダーを覗くと。イメージしていた通りの大きさだ。
とはいえ、レンズの性能が追いつかず、ピント合わせに難航する。なんとか見られて
このくらいであった。どうもソフトフィルターを使った感じで、ふわりと柔らかい。

このレンズの口径は77mmであった。そこで400mmf5.6で口径が72mmくらい、
EDなどの低分散ガラスを使っているレンズで再チャレンジしてみたくなった。これに
当て嵌まるレンズはニコン、シグマくらいのものであり、入手はかなり難しそうだ。
口径が大きいとピントが合わないので、できるだけ小さいレンズで挑む必要がある。
さすがにこのままではちょっと残念なので、また機会を見つけて挑戦するつもりだ。
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AB− (E-3/オートヤシノン400mmf5.6)
by keiji_takayama | 2011-06-29 01:39 | 王子動物園 | Comments(4)

人気の秘密

どこの動物園でも、お客さんの人気を集める動物がいる。社会的な認知度が上がる、
という意味ではない。そこの場所に行くといつも誰かが眺めて楽しんでいる、という
ことだ。写真を撮りに来ている常連さんが絶えずカメラを向けている、という点でも
共通するものがある。王子でのそうした風景の1つを、カバ舎で見かけた。ここでは
多摩ほどネコ科動物の人気が高いわけではない。それはパンダが素通しで見られる、
ということも理由だと思うが、やはりガラス越しであることも影響しているだろう。

この時期の王子では、毎年行われるフォトコンテストの作品撮りに来ているであろう
と思われる、カメラを持って歩いているお客さんを数多く見かける。そうした点でも
何かしてくれそうなカバは人気なのかもしれない。そんなことを考えながら寄った。
上野でもそうだが、カバはどういうわけか小さな子に人気がある。風貌もそうだが、
水の中でのんびり過ごしているところにも、感じるところがあるのだろうか。そんな
王子のカバは、ナミコさんというそうだ。見ると、後ろ向きにぷかぷか浮いていた。
カメラを覗きながら「こっち向いて〜」と話しかけている人もいる。さてこれから、
どういう動きを見せるのだろうと思っていたら、飼育係さんがやってきた。すると、
スイスイ近くに寄ってくるナミコさん。で、飼育係さんが手を伸ばしてナミコさんに
タッチしたら。なななんと、口をガバ〜ッと大きく開けたのだ。近くにいたみんなは
もう大喜び。シヤッター音も響きわたる。ところが、この時カメラには望遠ズームが
装着されていた。動いてどうこうという場合ではない。そのままなんとかフレームに
入れて撮ったのがこれ。いやぁ、それにしても驚いた。これも、人気の秘密かもね。
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AB (E-3/ズイコーデジタル70-300mmf4-5.6ED)
by keiji_takayama | 2011-06-28 00:20 | 王子動物園 | Comments(2)

日頃は都内中古カメラ店でカメラやレンズを売ってます。休日になると、望遠レンズを担いで各地の動物園で撮影活動。動物たちの表情を追い続け13年が経過しました。旅行会社で撮影ツアー講師を務めています。


by keiji_takayama