2017年 03月 01日 ( 1 )

疑われた話

最近たまに聞こえてくる話。フォトコンテストに入選した作品が、
実は加工されたものであることが判明し、せっかくの名誉を取り消
されてしまうことがあるそうだ。写真を後から自在に変えられる、
そんな便利なことが可能になったから起きる、弊害の1つだろう。

フォトコンといえば、動物園で写真を撮り始めてすぐの段階で挑戦
していた。2003年秋〜2005年11月までの2年間 、大小関係なく
いろいろなコンテストに、動物園で撮影した写真だけで応募した。
ホームランバッターではなく、誰が選者でも選ばれる、首位打者の
ような位置を目指していた。結果 、入選したのは61回であった。

そのうち2回、疑われたことがある。最も大きな疑惑があったのは
2004年に発表された、浜松市動物園の写真コンクールである。獲得
したのは「特選」。最高位である。ユキヒョウの写真だったのだが、
もともと常連客の間では撮れないとされていたらしく 、表彰式では
どうやって撮ったのかと質問された。何のことはない 、背伸びして
撮っただけである。ただ 、天気が味方してくれたのが大きかった。
当時のコンクールではデジタル写真の応募が認められていなくて 、
300mmに2倍のテレコンを装着し、EOS-1Nで撮った写真だった。

で、表彰式の際に聞いたのだが、審査の時にも物議を醸したそうだ。
そちら側でも、撮れない写真ではないかと思われていた。後から檻を
加工して消したのか、或いは別の動物園で違う個体を撮影して応募、
なんていうことを疑われたらしい。でも、これの答えはすぐに出る。
応募規約に従い、ネガを提出したのだ。これで一発。そして、浜松の
個体であるという決定的証拠が写真に残っていた。これで疑いは晴れ
受賞となった。この当時でこういう話が出るのだから、そこから更に
デジタル写真の進化が進んだ今では、選ぶ方もたいへんだなと思う。

Twitterなどでコンテストの話題が出ると、また期間を決め 、全力で
チャレンジしてみようかと思うことはあるけど、入選している写真を
眺めると、以前とはかなり傾向が異なっている。さすがに厳しそう。
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(7DMarkII/EF600mmf4L USM)
by keiji_takayama | 2017-03-01 08:58 | 多摩動物公園 | Comments(0)

日頃は都内中古カメラ店でカメラやレンズを売ってます。休日になると、望遠レンズを担いで各地の動物園で撮影活動。動物たちの表情を追い続け13年が経過しました。旅行会社で撮影ツアー講師を務めています。


by keiji_takayama