なかでもそれを強く感じるのが、フランソワルトン。隣にいるドゥクラングールやダスキー
ルトンはそれなりに撮ったことがあるのですが、フランソワルトンはここにも数回だけしか
載せたことがありません。一定の場所での滞在時間がたいへんに短いため、レンズを向けて
からシヤッターを切るまでの時間を短くしないと、なかなか捉えきれないのです。実際には
それでもかなり立ち寄っていて写真も撮ってますが、こんどは暗いとか背景が妙に明るい、
といった条件が加わるので、ボツになる確立がとても高くなります。この横顔は、全ボツに
なった前回にも撮りましたが、とても見せられない結果に終わりました。そういう意味では
何とか形になったのは良かったな。こうして少しずつ、カットを増やしていければ・・・。
AB− (30D/EF600mmf4L+エクステンダー1.4×)
難しいことはわからないですがカッと瞳を開いて
一点を注視してるのが、生きてる!!って感じでいいなあ
すごい!
あ、なるほど。そういう観点があるのですね。カッと瞳を開いてる、
これがつまり生きてる!という強い表現に繋がりますよね。こういう
横顔の写真を撮る時には、とにかく目線の角度が最重要項目になるので、
とても参考になります。気に入ってもらえたみたいで、嬉しいです。
サルはいろいろな種類があり、そして表情がハッキリと
しているので、撮影のしがいがあるんです。一日粘ってると
たぶんかなりたくさんの面白いカットをモノにできるのでは
ないかと思います。ただ、珍しい種類になると条件が厳しく
なってしまうので、ちょっと残念ですね。来年、ズーラシアに
テングザルがやってきます。実はこれ、動物園の撮影を始めた
頃に撮りたくて仕方なかったんです。ところが、国内で唯一
飼育していたところにいた個体が亡くなってしまって・・・。
ようやく訪れることになったので、通いまくろうと思ってます。