といっても、別館に載せることになるであろうカットが大半なのだけど。
入園して、いつものようにトラとライオンのところへ行った。
この時点で、運の良いことにトラが撮れた。ライオンはメスが2頭だけで、
目当てのオス(きぼうくん)は室内でやや不満そうに目を光らせていた。
撮影枚数は7Dが293カット。これでもまぁ多いほうではあるのだが、
E-M1は640カットだった。両方を合計すると、なんと933カットになる。
もともとあまり枚数を撮らないので、これほどの量になるとは驚いた。
E-M1のデータを密着してみると、トラ、ライオンはまず寝ているところを
撮っていた。こちらのほうは当然、別巻に載せることしか考えていないので、
ネタになりそうとか面白そうだったらすぐに狙っていた。手軽だし楽なのだ。
次はサイだ。56カットも撮っている。ふだんこんなに撮る機会は殆どない。
そしてキリンを少し。その次がレッサーパンダだ。ここの動物園で撮ったのは
あまり記憶がない。もともと姿を外で見かけたことだって少ないのに、なぜか
今回はたくさん撮れてしまったのだ。次はカバが26カット。続いて、これも
不思議なことだが、エリマキキツネザルを撮影した。いつもだったら、少し
眺めて素通りしてしまう場所である。そしてゾウが32カット。その次は、
カワウソとカピバラだ。同じエリアで見られるのだけど、これまたビックリ
するような枚数を撮っていた。49である。そしてカワウソは38だった。
次は再びカバである。その次はこれまたレアなビーバーだった。午後になり、
オスのライオンが出てくると、釘付け状態になる。隣のトラ舎も見つつ、
3時間近くそこにいた。その合間にサイとビーバーの動きを眺めるのだ。
いったいどういうわけなのか、行くと必ず何かしてくれた。こんなことは
過去に例がない。動物たちが示し合わせて運動会でもやるんじゃないか、
そんなことを思うほどに。陽気がそれぞれにとって、よい環境になった、
というのが一般的な理由だけど。それはともかく、整理がたいへんだ。
写真はベンガルトラ。ライオンの隣にいるのだが、こちらは雌のみである。
ややおとなしめ、おしとやかな印象。瞼がやや厚めなので、目元がなかなか
ハッキリ撮れない。最後の最後で、ようやくビッグチャンスが訪れた。
(7D/EF600mmf4L)