必要なタイミングで車種を選べるので、とても便利である。
2つというのはタイムズとカレコだが、どちらもマンションのすぐ近くに
ステーションがある。愛車を停めている駐車場まで徒歩で10分ほどだし、
この近さは実にありがたいのだ。土日はさすがに予約でいっぱいなのだが、
平日だと空いていることも多い。セカンドカー気分で楽しんでいる。
自動車メディアの仕事をしている友人によれば、カーシェアリングは
その地域の道徳性とかモラルのあるなしによって大きく変わるという。
これは実際に経験したことだが、先に書いた近所のステーションでは
クルマがキレイに使われていることが多い。ぶつけたり擦ったりもなく
元気そうに見える。ところが、道路を挟んだ反対側のステーションで
一度借りたときは、クルマがとてもかわいそうになってしまった。
ボディはあちこち擦ってキズだらけ、凹みもある。洗車もしていない。
あまりにひどかったので、使い終わったあとは洗車した。
車内には専用の、給油や洗車に使えるカードが装備されている。
帰りのちょっとした時間にやればいいのに、何故手を抜くのだろう。
そんなことを感じてしまった。
道を隔てるだけなのに、こうも地域性が異なるのかと驚いたものだ。
以前はメーカーの広報車に乗ることもあったのだが、ガソリン満タンと
洗車をして返却するのは当り前のことだった。レンタカーだって、もし
ぶつけたりすれば報告をしなければならない。全国に広がりつつある
カーシェアリングだが、地域ごとにクルマの状態を調査したら、なかなか
興味深い結果が出そうである。各会社はもうやっているかもしれないが。