移動したバユさんは1度だけ、見ているあいだに体勢を変えました。
ちょっと左側に動いて、そのままどっしりと座っていたわけです。
芝生のある場所でしたが、そのそばに木が立っていて、少し隠れるような
雰囲気になりました。だったら、この木を茂みに見立てて、様子を伺っている
構図にしてみよう、そう思い、いつもならカットすることを考える幹と葉を、
こうして画面に入れ込んでみました。ヨコ位置にすると画面上にはトラの顔しか
入らないので却下。タテ位置でしか撮影しないことに決めて、狙いを定めます。
この状態で23カット押さえました。ちなみにこれは3つめのものです。
けっこうこのパターンは多くて、一連を撮影するにしても、先に撮ったものを
実際に使うということが多いのです。おっ、と思ったところで瞬間的に切って、
あとはそれを補足するために撮っている感じです。今回の八木山では、母親の
バユさんが3パターン撮らせてくれたわけですが、子どもの2頭は見ることすら
時間的に乏しかったので、また近いうちに行ってみたいなと思っています。
秋の新製品がいろいろと発表され始めましたね 。試せるといいのだけど(笑)
(7D/NewFD500mmf4.5L)