茂みの隙間から

これまで八木山には4回ほど来園している。
そのうちゴリラを撮って載せたのは2回ほどだった。
意外性という点では上位に入ると思っている。まさかここにゴリラがいるとは、
というのが最初に訪問したときの感想だった。どことなく、秘密の隠れ家を連想
させるような運動場である。18日は滞在時間に限りがあったので 、戻りがけに
ちらりと寄ってみただけだった。姿は見えず、室内に戻ってしまったらしい。
メインで考えていたトラが撮れたし、初日は特に意識もせずそのまま戻った。

そして、翌日。順番に歩いてゴリラのところに到着した。
とはいうものの、どこにもいない。しかし、案内ボードは「外にいます」。
だとしたら絶対どこかにいるはずだと思い、運動場を回って探すことにした。
すると・・・いた。
中央に大きな台と遊具があるのだが、その下でのんびりと過ごしていた。
やはり暑いのだろう、これといった大きな動きを見せることもない。
檻に囲まれているのだが、ちょうど茂みがあって死角になっている場所だ。
陽気のせいもあるだろうけど、なんとなく「1人になりたい」気分なのか、
そんなことを感じた。そこで、気付かれないようにカメラを向けることにする。
こういう「隠し撮り」の経験は豊富だ。勝負どころまでは気配を殺して、
見られないようにじっとしているのが吉である。とはいっても、カメラを
向けていればほかのお客さんが寄ってくる。そういうタイミングではできるだけ、
カメラを向けないようにした。しばらく後ろを向いていたけれど、たまに通行する
来園者に視線をぶつける。その時がチャンスと狙い、待ち続けて撮影したカット。

ちょっと残念なのは、茂みの中にあるちょっとした隙間から撮ったので、構図が
うまくキマらなかったこと。ここから右に振ると、画面に緑のボケが写り込む。
こういう状況では、前ボケなど必要ない。理由はゴリラの目線がテーマだから。
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(OM-D E-M5/Gバリオ100-300mmf4-5.6)
by keiji_takayama | 2015-08-22 07:29 | 八木山動物公園 | Comments(0)

日頃は都内中古カメラ店でカメラやレンズを売ってます。休日になると、望遠レンズを担いで各地の動物園で撮影活動。動物たちの表情を追い続け13年が経過しました。旅行会社で撮影ツアー講師を務めています。


by keiji_takayama
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