キヤノンFDの超望遠レンズである。いったいどこに行ってしまったのか。
他の中古カメラ店にはあるのかもしれないが、ほとんど見なくなった。
なぜ気にしているかというと、安ければ手に入れたいからである。
もう程度の良いものがあまり出なくなっているのだが、相場をみると
NewFD300mmf2.8L→¥86,400
NewFD400mmf2.8L→¥156,600
NewFD500mmf4.5L→¥91,800
NewFD800mmf5.6L→¥118,800
まずまずの価格を維持しているのに驚く。しかも、やや高値傾向だ。
これらのシリーズ、発売されたのはすべて1981(昭和56)年である。
このほかに600mmf4.5があるのだが、これはシリーズで唯一、Lという
称号が与えられなかった。低分散ガラスのUDが採用されていないからだ。
動物園撮影では、オリンパスOM-D E-M5に400mmと500mmを装着して
撮影することがメインである。この上にEF600mmが君臨しているわけだ。
これを、各動物園の広さや条件によって使い分けている。それとは別に、
引き写真用としてバナソニック100-300mmf4-5.6を使っている。
なかなかに少数精鋭のシステムだ。このうち500mmは気に入っていて、
初めて手にした昭和60年の秋以来、現在使っているのが3代目になる。
ただ、いつダメになるか解らないので、予備というか雨の日用にもう1つ
持っていたいというのが本音だ。程度は拘らず、安ければ安いほどよい。
しかし、そういう物件のほうが出てきにくい。オークションなどで売られて
しまうことも多いだろう。変に拘りを持って撮影しているので、こういう
ときに苦労する。まあ、全国的にみても、こういう超望遠にアダプターを
付けて撮っている、なんていう物好きは、ほとんどいないと思うけれど。
(OM-D E-M1/MZD40-150mmf2.8+MC-14)