そして、カンガルーのところではたいてい共通の話題で盛り上がります。
それは「おとうさんがいた〜っ ! ! 」というもの。
世のお父さんの苦労はともかくとして、どうして寝ているとそういう
イメージになってしまうのでしょう。可笑しいけれど、気の毒です。
でも、こうやって話題にして親子が爆笑している、そういう家庭はたぶん
実はとても平和なのだろう、のんびりしているカンガルーを眺めていると、
そういう気分になります。撮影実習でも、とても近くて皆さんビックリ。
上野では檻があり、これがけっこう抜きづらいのです。
その状況が頭にあると、手を伸ばすと触れそうな多摩の雰囲気が数倍の
魅力を感じてしまいます。みんな寝転がっていても・・・ですね。
さて、皆さんが楽しそうに寝転がっているカンガルーにレンズを向け、
シャッターを切っていたので。それとは別の構図を考えていました。
余計なものが一切入らない、そんな場所を。
実は、けっこう糞が落ちています。これを避ける作例をお見せしたくて。
その結果がこれでした。
小さな写真では解りにくいけれど、画面中央付近に落ち葉があります。
ちょっと眠たそうな目線をこれに向けて・・・いるように感じました。
こういうのを咄嗟に見つけて作り出せるときは、きっと楽しいのです。
(OM-D E-M5/Gバリオ100-300mmf4-5.6)