ことがあった。やや手前味噌な話だが、別館の更新が1か月続いたのである。
もともとはボツ写真を載せるだけのブログ、というコンセプトでスタートした
別館であったが、いつしか引きのカットを載せる場所に変わった。これはまた
それなりに面白いカットがたまにはあるもので、動物好きな友人などからは、
「別館のほうが面白いよ」という声が届くこともあった。とはいえ、メインは
あくまでも本館だ。撮影の合間にズームを装着したもう1台で撮るのである。
いつもはレンズを入れるケースを持ち歩いているのだが、サブカメラはここに
入れていることが多かった。ケースのチヤックを開け、よっこらしょと出して
構えるのである。当然時間もかかり、多少億劫だという気持ちも働いていた。
ところが、去年の暮れあたりからルミックスGX7を借りられることになった。
しかも数日レベルではない。ほとんど自己所有な気持ちで使うことができた 。
このことで引き写真を撮る回数、機会、気力が飛躍的に上がった。小型なので
レンズを装着したままカメラバッグに立てて入れられる。襷掛けしているため
クルッと腰から回し、すぐに取り出せるようになった。たったこれだけだが、
用意する時間が大幅に短縮できたのである。ただ単に面倒くさがりなだけかも
しれないのだが、この時間短縮は即ち、シャッターチヤンスに強くなることを
意味するのである。自動車教習所で習った認知・判断・操作の行為はカメラも
同じことだ。動物園を歩きながら状況を認知、判断する。そして撮影を行うと
いう操作に至る。ただ実際は、これに観察という項目が加わることになるが。
そんなわけでサブ機、いやいや引きカット撮影用にミラーレスが便利である。
これはもう確実に機動力がアップするだろう。レンズも写真の質も悪くない。
個人的にルミックスの35-100/2.8 、100-300/4.5-5.6は好みだった。
というわけで、今年は別館の更新も頑張っていこう。けっこう楽しんでいる。
AB (7D/EF600mmf4L)