前にも書いたが、こういう新しいコンセプトのもとに作られた製品というものは、
初代こそがやりたかったことをそのまま具現化したものだと考えている。そのあと
出てくる機種は根本的には初代の改良型であり、ユーザーの意見が採り入れられて
変わってしまうことがあるからだ。メーカーがやりたかったことを知りたいのなら
初めて世に問うたモデルを使ってみるのが答えだと思うのだ。そのため、一昨年の
9月に中古でE-P1を買った。偉そうなことを言っているが、実際には使いこなす
ことはあまりない。マウントアダプターを使って撮影することが最大の楽しみだ。
現行型のE-P3とデザインがさほど変わらないこともあり、古さは全く感じない。
それどころか、中古市場では根強い人気に支えられている。購入したときは、割と
程度の良いものを¥16,275で買った。ここから約1年半が経過しているのだが、
相場を見てみると、新品同様はまだ¥12,600である。使用感が大きいものだと、
さすがに1万円を下回る事もある。とはいえ、同じ頃に売られていたパナソニック
ルミックスGF1と比べると、下落の速度に大きな差があるのだ。ちなみにGF1は、
新品同様でも¥7,350で買える。こちらはじりじりと値落ちが進んでいる印象だ。
しばらくはまだこのまま横這いで推移していくだろう。安いし楽しめるのである。
AB (50D/EF600mmf4L)