多摩の冬名物

冬の多摩では、トラとオオカミがとてもカッコ良く撮れることで知られています。
それは、午後2時あたりから西陽が差し込むからです。周囲が暗くなってくると、
明暗がハッキリと出てきます。凄みを増した雰囲気が宿るので、好きな状況です。

今年初めてこれを狙ってみました。トラのカットが一番多かったのはこれが理由。
母と子の3頭です。日中は寝ていることが多かったけど、時間が経つにつれ動きが
活発になってきます。ところが、子トラは瞼がとても厚いんですね。こうなると、
普通にキャッチライトが入っていてもそれが写らない。ライトの点が薄いんです。
露出補正でカバーしようとすると、全体の明暗が損なわれます。そこで立ち位置を
思い切り下げて撮ってみました。こうすると、下から仰ぎ見る形になるので、瞼の
影響をあまり受けずに済みます。そんなわけで。立ったりしゃがんだりと、かなり
大忙しの撮影になりました。とはいえ、ここに載せられれば結果オーライですね。

RAWで撮れば解決できる問題かもしれないけど、いつもJpeg勝負です。ちなみに
デジタルを始めてもうすぐ10年になりますが、RAWで撮った経験はありません。
ここではもう前から書いてますが、すべて現場勝負。撮ってそのまま載せてます。
それでダメならこっちの負け、というわけですね。敗カットに復活の機会はなし。
ただ、ピクチャースタイルだけは変えています。ズバリ、風景モードを使います。
多摩の冬名物_b0016600_0293425.jpg

AB+ (50D/EF600mmf4L)
by keiji_takayama | 2013-01-20 00:30 | 多摩動物公園 | Comments(0)

いつもは中古カメラ店でカメラやレンズを売ってます。休日になると、望遠レンズを担いで各地の動物園や闘牛場で撮影活動。動物たちの表情を追い続け20年が経過しました。旅行会社で撮影ツアー講師を務めています。


by keiji_takayama
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