それは、午後2時あたりから西陽が差し込むからです。周囲が暗くなってくると、
明暗がハッキリと出てきます。凄みを増した雰囲気が宿るので、好きな状況です。
今年初めてこれを狙ってみました。トラのカットが一番多かったのはこれが理由。
母と子の3頭です。日中は寝ていることが多かったけど、時間が経つにつれ動きが
活発になってきます。ところが、子トラは瞼がとても厚いんですね。こうなると、
普通にキャッチライトが入っていてもそれが写らない。ライトの点が薄いんです。
露出補正でカバーしようとすると、全体の明暗が損なわれます。そこで立ち位置を
思い切り下げて撮ってみました。こうすると、下から仰ぎ見る形になるので、瞼の
影響をあまり受けずに済みます。そんなわけで。立ったりしゃがんだりと、かなり
大忙しの撮影になりました。とはいえ、ここに載せられれば結果オーライですね。
RAWで撮れば解決できる問題かもしれないけど、いつもJpeg勝負です。ちなみに
デジタルを始めてもうすぐ10年になりますが、RAWで撮った経験はありません。
ここではもう前から書いてますが、すべて現場勝負。撮ってそのまま載せてます。
それでダメならこっちの負け、というわけですね。敗カットに復活の機会はなし。
ただ、ピクチャースタイルだけは変えています。ズバリ、風景モードを使います。
AB+ (50D/EF600mmf4L)