連写のタイミング

様々な撮影現場で、ひたすらに連写しているシーンを見かける。例えば動物園なら
ユキヒョウがちょっと動き始めてから終わるまで、動画を撮るかのように連写して
いる姿である。別ににそれを悪いとは言わないが、これは撮影したのではなくて、
「シャッターを押したら写っていた」写真ではないかと常々思うのだ。連写は即ち
初動のシャッターがすべてを決めるといえるだろう。ここでタイミングが合わない
ことになれば、最高点のカットは逃すことになるのだ。そんなことを思っていた。

昨日の会食で一緒になった友人が、数年前に格闘技の撮影を行っていた。その時の
話を聞かせてもらったのだが、最初は周囲のカメラマンと1テンポのズレがあり、
どうしても技が炸裂する場面を撮れなかったのだという。で、どうすれば良いかと
考えた結論は、筋肉の動きに応じて切り始めることだった。技の出るタイミングを
待つのではなく、それを予測してシャッターの準備を進めるのだ。これに変えたら
決定的なシーンをある程度狙えるようになったという。しかし、パンチを繰り出す
速さはケタ違いである。ある程度以上の反射能力がなければ、うまくはいかない。
こういう能力を磨けば、むやみやたらに連写する必要はない。スマートが一番だ。
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AB (7D/EF600mmf4L)
by keiji_takayama | 2012-03-22 23:42 | 多摩動物公園 | Comments(0)

日頃は都内中古カメラ店でカメラやレンズを売ってます。休日になると、望遠レンズを担いで各地の動物園で撮影活動。動物たちの表情を追い続け13年が経過しました。旅行会社で撮影ツアー講師を務めています。


by keiji_takayama