人気はかなりのものだ。キヤノン、ニコンという2大メーカーほど高くないので、
気軽に手を出せそうなのである。加えて、アダプターでいろいろ遊べる楽しみも。
性能についてのあれこれを見ているなかで、興味深いのは手ぶれ補正機構である。
世界初という触れ込みの「5軸対応」がそれだ。一般的なブレ補正は垂直と水平の
角度ぶれのみを補正するというが、OM-Dではこれに加え、水平・垂直それぞれの
並進つまりスライドぶれと、光軸回転のぶれにも対応しているという。光軸回転は
中心がキレイでも周辺が回転しているぶれのこと。夜景時に威力を発揮しそうだ。
通信機能を持たないオールドレンズ使用の場合は3軸補正になるが、それでも十分
頼もしい機能だろう。ボディ内補正のE-P1に古いレンズを付けて撮影することも
あるのだが、その際にはとても助かっている。そして、カスタムメニューで登録を
すれば、シャッターを半押し段階で補正効果の確認ができるのだ。技術の進歩は、
凄まじいものがある。第一印象はスタイルが好みではなかったが、ちょっと使って
みたくなってきた。四角い動物園写真もなかなか面白いし、試してみたいと思う。
AB− (7D/EF600mmf4L)