選択権

数本のレンズを見ているお客さんから「どれがオススメですか?」と聞かれることが
よくあるのだが、実はこれ、店員泣かせの質問である。理由は答えようがないから。
購入しようとしているユーザーがどんな環境にいて、何を撮りたいと考えているか、
少なくともこのくらいの情報がないとハッキリした答えを出せない。カメラのほうは
どのメーカーのものを選んでもちゃんと撮れるからまだいい。しかしレンズになると
そうもいかないので困ったものである。無責任に答えると「ススメられたのがあまり
良くなかった」という話に発展することもあるので、選択に対しての決定はしない。

これは間違いないと思っているが、レンズは「高かろう良かろう」である。これに、
予算や個人の使用方法によって決めるのがベストだ。ネットの噂で決めるのは論外。
決定権はあくまで自分にあるということだ。周りが使っているからといって、それが
マッチするとは限らない。ただしこれには例外がある。師事しているセンセイなどが
「これを使え」ということなら話は別だ。そのセンセイと同じ写真を撮る最低条件が
これで得られることになるから。そこに楽しさを見出しているなら、否定はしない。

これは三脚でもそうだが、使用目的とフィールドを伝えるだけで、返ってくる答えは
確実に違ってくると思う。まずはその2つくらいはしっかりと伝えるようにしよう。
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(kissX4/タムロン18-270mmf3.5-6.3PZD)
by keiji_takayama | 2012-03-10 20:54 | 掛川花鳥園 | Comments(0)

日頃は都内中古カメラ店でカメラやレンズを売ってます。休日になると、望遠レンズを担いで各地の動物園で撮影活動。動物たちの表情を追い続け13年が経過しました。旅行会社で撮影ツアー講師を務めています。


by keiji_takayama