置いておくとして、大きな特徴はレンズ 、というよりもユニット一体を交換すると
いうシステムにある。交換レンズユニットは2種類あり、撮像素子もレンズにより
分かれているそうだ。これ、携帯性があまり良くないのではないかと思う。形では
コンパクトタイプのようにも見えるけど、交換レンズを持って歩くことを考えると
ちょっと中途半端なように感じる。これまでどのメーカーも出していない新しさは
あるものの、それが良いか否かは判断が難しいところだ。たとえばこれが、人気の
マイクロフォーサーズ規格を採用したら評価はまた異なっていたかもしれないが。
ちょっと面白いなと思ったのは、このカメラのネーミングだ。デジカメのGXと、
フィルム一眼レフのXRを組み合わせているのである。XRといえば、価格面での
魅力を大きくアピールした機種が思い出される。「サンキュッパ」を流行させた
XR500は、お笑いコンビのセントルイスがCMを担当したことでも大きく話題を
集めていた。これにAE機能を搭載したXR1000Sは、中学生時代に憧れたことも
覚えている。のちのXR7は所有したことがあった。世界初のソーラーシステムを
採用したXR-Sなんてのもあったっけ。とまぁこのような斬新さが、XRのウリの
1つでもあったわけで、そのような意味合いも含まれているのかなと思う。市場で
評価が出るのはもうちょっと先の話になるが、お客さんの反応が楽しみではある。
AB (1D MarkⅡ/FD500mmf4.5L)