寝台特急、即ちブルートレインが廃止されることになった。毎年ダイヤ改正のたびに
どんどん本数が減らされていったのだが、ただ1つだけ残っていた富士/はやぶさも
結局は例外とはならなかった。子供の頃、ブルートレインは全盛時代。乗りたくて、
親に頼み込んだことを思い出す。日曜は朝4持から家を出て、上野や東京駅に写真を
毎週のように撮りに出掛けていた。小さなカメラを持って。同じく写真を撮ろうと、
たくさんの子どもたちが駅のホームに群がっていて、はずみで線路に落ちたことも。
駅員にこっぴどく叱られたっけ。それから鉄道には興味がなくなったが、旅情溢れる
青い客車には、ことあるごとに乗っていた。動物園に写真撮りに行くときも、可能な
限りは利用するようにしていたのだ。たとえそれで、到着が少し遅れたとしても(笑)
小さな頃からの思い出が、また1つ消えてしまうのは寂しいもの。最後にもう一度、
機会を作って乗ってみようかな。でも、こうなったら切符取るのがたいへんそうだ。
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